2021年は、流通ボトルネックの解消と課題へ積極的に対処したことにより農業と農村開発において多くの奇跡が実現された。 ■農林水産物の輸出高が486億米ドルの新記録を樹立 農業農村開発省(MARD)の統計によると、2021年の農業部門の付加価値成長率は2.85~2.9%と推定され、そのうち農業は3.18%以上、林業は3.85%以上、漁業は1.85%以上、森林被覆率は42.02%、「...
ベトナム農業の記事一覧
農家や食品メーカーと顧客とをB2C/B2Bで結ぶ、ベトナムの農産品EコマースプラットフォームFoodMapの創業者Pham Ngoc Anh Tung氏は、Beenext、Vulpes、Ascend Vietnam Ventures、Wavemakerといった投資ファンドから290万ドルの投資を受けたことで、ベトナムの農産品の価値向上のスピードアップに貢献している。 この資金は、中...
農業・農村開発省Tran Thanh Nam副大臣は、米国が60日後にベトナム産ザボンの輸入を正式に認める旨が同国管轄機関から通達されたと発表した。米国はその後、ココナッツについてもベトナムからの輸入を直ちに検討・評価するとしている。 Nam副大臣は「米国への輸出が可能で、輸出を希望する企業は、ベトナムの植物検疫機関と連携し、ザボンの輸出手続きを早期に完了させる必要があります」と呼...
Quang Ninh省商工局は、各省・都市商工局に対して、Quang Ninh省内の国境を通過する農林水産品の貿易を停止する文書を送った。 文書によると、現在中国が進める「ゼロ・コロナ」政策によって、輸入品の管理が非常に厳しくなっているという。 Quang Ninh省との国境を有する中国の東興市は現在、社会的隔離政策が適用されているため、同市国境の貿易ルートがいつ再開されるのか...
Lang Son省商工局Nguyen Dinh Dai局長による12月28日の発表によると、中国当局はベトナムから中国へ輸入されたドラゴンフルーツの箱から新型コロナウイルスが検出された旨を通達した。 「中国の規定では、新型コロナウイルスが3回検出された場合に中国側から通達があります。通達によると、12月29日0時から1月26日24時まで、中国の憑祥税関におけるドラゴンフルーツの輸入...
農業・農村開発省の林業総局は12月28日、今年の総括および来年の業務展開に関する会議をハノイ市で開催した。 昨年、ベトナムの木材および木材製品輸出額は農業分野の30%超を占める126億ドルとなり、輸出主要10品目の1つとなった。今年は昨年をさらに大きく上回る158億7,000万ドルに達し、当初の計画を20%超える見込みだ。 森林環境サービスの収入は、計画を11%上回る3兆1,1...
ここでは、2021年6月30日にベトナム統計総局が発表した、年次報告書2020(Statistical Yearbook of 2020)の重要箇所を解説する。 ベトナム国内で設立された協同組合等(※1)のうち、2019年末時点で事業実績を有するものの数は、全国で約1万4千400組合。全国の協同組合等の数は、2015年から2019年の間増加傾向にあり、2018年には前年比5.5%...
日本の税関によると、ベトナムはフィリピン、エクアドル、メキシコ、グアテマラに次ぐ第5位のバナナ輸入先だ。今年の年初10か月間で、平均輸入価格は大きく下落した一方、輸入量、輸入額ともに大幅に伸びている。 日本が輸入するバナナのうち、ベトナム産バナナは全体の0.6%で、前年同期比で0.2%増加した。年初10か月の平均輸入価格は前年同期比で19.8%減少しているものの、1トンあたり10万...
日本製の食品や消費財がベトナム市場でのポジションを確立し、消費者のハートをキャッチしつつある。 美容クリームやふりかけ、納豆、りんご酢、海藻、しいたけ、乾物、消費財など、多岐に渡る日本製品がベトナムの消費者に支持され、売上を伸ばしている。 日本貿易振興機構(JETRO)ホーチミン事務所の比良井慎司所長は、「いずれも必需品ではありませんがコロナ禍でも売上が好調であり、ベトナムの消...
Soc Trang省商工局のVo Van Chieu局長は12月27日、同省における今年のエビの輸出額が前年比で約23%増加し、10億ドルを超えたと発表した。 Soc Trang省は、エビの輸出額で2年連続全国首位に立っており、今回、各省において年間輸出額が10億ドルを超えたのはSoc Trang省がベトナム初となった。 この輸出額達成には、Soc Trang水産株式会社、Sa...