豪州、日本、英国からベトナムに輸入されるレタス、フダンソウ、ほうれん草、きゅうりといった野菜が、1キロあたり100万ドン(5,000円)近くまで値上がりしている。 輸入野菜・果物専門販売チェーンであるAnt Farmによると、輸入野菜は高品質で手に入りにくい商品であるため、高値がついているという。また、生鮮食品で傷みやすいため、保管コストに加えてベトナムへの空輸代もかなり大きな比率...
ベトナム農業の記事一覧
ベトナムの加工青果は、新型コロナ禍の2年間で比較的堅調な成長を遂げている。 ■未加工から加工品にシフト 商工省傘下の商工業情報センターによると、中国向けの未加工青果輸出が厳しい状況に置かれる中、企業は加工青果製品の輸出に舵を切ったことで、加工青果の年初9か月の輸出額が前年同期比で24.8%も成長した。 G.C FoodのNguyen Van Thu会長は、総額1,000億ド...
20年以上にわたって有機栽培を追求し続けてきたQue Lamグループは、現在、年間100万トンの有機肥料を生産し、国内最大の市場シェアを獲得している。 Que LamグループのKhac Ngoc Ba副社長は、同社が20年以上にわたって有機・微生物肥料製造の先駆者であり、有機農業生産を積極的に支援していると述べた。 Ba氏は、持続可能な農場と健全な生態系を維持するためには、投入...
Pham Minh Chinh首相が日本公式訪問中の11月24日、農業農村開発省Le Minh Hoan大臣は、日本の各機関や組織と面会し、両国の農林水産業の協力促進について話し合った。 ■両国の貿易を促進し、人材交流を深める Hoan大臣は、日本の農林水産省金子原二郎大臣と面会し、両省の良好な関係を称え、両国間の農林水産品貿易促進に尽力することで合意し、近い将来、ベトナムのザボ...
日本公式訪問中のPham Minh Chinh首相は11月23日、栃木県を訪れ同県知事と会談し、栃木県、計画投資省、在日本ベトナム大使館が共催する日越地方間協力会議に出席した。 ■地方間協力の理想的なモデル Chinh首相は、栃木県とVinh Phuc省経済交流に関する協力覚書締結セレモニーにも出席した。 栃木県とVinh Phuc省の協力関係は、地方間協力の成功モデルと言わ...
新型コロナ感染拡大によって社会的隔離措置が実施され、大きな影響を受けた生産・輸出が急速に回復してきている。 ■多くのセクターで輸出が回復 Trung Anハイテク農業社はこのほど、1万5,000トンの米を韓国に輸出したと発表した。今回が3度目の米輸出となる。Trung An社は、韓国に4万9,000トンの米を輸出する契約を結び、この量はベトナムから韓国に輸出される米の83%を占め...
2021年12月30日に発効する輸出税、輸入税表等を改正する政令101/2021/ND-CP号によると、マクロ経済の安定とインフレ抑制を目的として、一部品目の輸入税について、最恵国待遇(MFN)の税率を引き下げる。 引き下げるのは鉄鋼や小麦、トウモロコシなど、価格が上昇し、国内の様々な生産業のコストに影響している品目で、畜産業界を支えるために小麦の輸入税を3%から0%に、トウモロコ...
日本へ初の正式訪問中のPham Minh Chinh首相は11月23日午前、菅義偉元首相と日越友好議員連盟の二階俊博会長と会談した。 首相は両氏に対し、ベトナムでコロナの感染状況が複雑化するなか、日本が積極的にワクチン協力をしたことに対する謝意を述べた。 また、首相とその他代表は、日本産温州ミカンのベトナム向け輸出式典にも出席した。これまでにも両国政府代表や関係各所は、温州ミカ...
ベトナム飲食文化協会によると、現在全国には55万店の飲食サービス店があり、うち43万店は従来型のスタイルで営業する飲食店、8万2,000店超はファーストフード店、2万2,000店超がカフェやバー、約1万6,000店がその他の飲食店となっている。 2019年の外食産業の市場規模は前年比34.3%増の2,000億ドルに達した。 コロナの状況が沈静化し条件が整うことで、2023年の市...
新型コロナによって大きな打撃を受けた日本とベトナムは、それぞれ経済回復に向けた取り組みを進めている。そして今回、ベトナムのPham Minh Chinh首相は11月23日から日本を公式訪問している。 ■ベトナム農産品、日本への輸出を促進 Pham Minh Chinh首相率いるベトナム一行に名を連ねるMIAグループのNguyen Ngoc Huyen社長の荷物の中には、丁寧に包装...