ここでは、2021年6月30日にベトナム統計総局が発表した、年次報告書2020(Statistical Yearbook of 2020)の重要箇所を解説する。 米は、ベトナム農業農村開発省により13の国家重要品目の一つに指定されている(農業農村開発省通知37/2018/TT-BNNPTNT「国家重要農産品目一覧の発行」(2018年12月25日))。 ベトナムにおける米の作付⾯積は...
ベトナム農業の記事一覧
トゥエンクアン省の稲作農家は今年、総合的害虫・雑草管理(Integrated Pest Management:IPM)を実施した。IPMとは、効果的な環境配慮型の害虫対処方法であり、広く知られた方法を組み合わせて行うもの。 同省作物生産・植物保護部は、ハムイェン郡(Ham Yen)ミンフォン村(Minh Huong)の5ヘクタールで栽培された米品種VNR20に適用されたIPMモデル...
ニントゥアン省は、良好な環境条件、温度、綺麗な海水などの利点を活用して、国内トップの稚エビの生産地として発展してきた。 ■国内最大の稚エビ生産拠点 30年にわたる成長を経て、ニントゥアン省の稚エビ産業は発展し、社会の安定、雇用の創出、地方税の歳入に大きく貢献している。ニントゥアン省の農業部門の報告書によると、この地域には1,200の稚エビ生産場を持つ450の施設があり、CP Li...
農業農村開発省グエン・ホアン・ヒエップ(Nguyen Hoang Hiep)副大臣は、地方当局や企業に対して、肥料技術の研究を推進し、コスト削減と作物の生産性向上を進めることを提案した。 9月22日、ヒエップ副大臣率いる農業農村開発省の代表団は、ニンビン省イェンカイン郡にあるシリコンナノ肥料の使用モデル地区2カ所を視察した。ハウスで栽培されているカンタロープメロンや、病気のない綿花...
ベトナム水産物加工輸出協会(VASEP)は、環境保護法のいくつかの条文を詳細に記述した政令草案に関して、多くの問題を提起した。 環境保護法のいくつかの条文を詳述した政令草案(以下、「本草案」)は、法律文書の公布手続きに基づき、2021年9月末の評価に向けて、天然資源環境省から法務省に送られた。 本草案に関する問題は依然として議論の的となっている。それは、近代化された先進国から農...
ここでは、2021年6月30日にベトナム統計総局が発表した、年次報告書2020(Statistical Yearbook of 2020)の重要箇所を解説する。 ベトナム農業農村開発省は、米、コーヒー、天然ゴム、カシューナッツ、コショウ、茶、野菜・果物、キャッサバ、豚、鶏・鶏卵、パンガシウス、エビ、木材・木材製品の13品目を国家重要品目に指定している(※)。本記事では、このうちコーヒ...
本プロジェクトは、農業協同組合を中心とした北部の安全作物のバリューチェーン改善に焦点を当てた4年間のプロジェクトとなる。 9月17日、国立農業普及センター(NAEC)と日本の国際協力機構(JICA)は、日本の技術協力に向けた詳細計画調査の合意書に対してオンライン署名式を行った。NAECからはレ・クオック・タイン(Le Quoc Thanh)所長が、JICAからは農村開発部乾燥・半乾...
農業農村開発省のフン・ドゥク・ティエン(Phung Duc Tien)副大臣は、現状、食料供給は充分にあるが、特に旧正月前後には状況が変化する可能性があるとした。 ■徐々に世界市場へ参入 9月16日、農業農村開発省のティエン副大臣は、鶏肉の輸出に関する様々な問題について会議を開催した。ティエン副大臣によると、新型コロナ禍が南部の地域や町を直撃し、家禽生産を停滞させ深刻な影響を与え...
ベトナム農業デジタルトランスフォーメーション国際フォーラム2021が9月16日にハノイで正式開催され、2つのテーマ別セッションと全体会議が行われた。このフォーラムは、ベトナム外務省、ベトナムデジタル農業協会(VIDA)、オンライン新聞VnExpressが共同で開催したもので、「市場動向に対応し、新型コロナ禍およびその後の経済で中心的役割を担う」というテーマのもと、1,000人以上の代表...
農業農村開発省傘下の研究機関が企業と協力することで、より良い研究成果が得られそうだ。農業農村開発省のレ・クオック・ドアン(Le Quoc Doanh)副大臣は9月15日、同省の作物研究機関、特にベトナム農業科学アカデミー(VAAS)傘下の研究機関と民間企業との協力プロジェクトの開発について、関連部門と協議した。 VAASのグエン・ホン・ソン(Nguyen Hong Son)所長によ...