ベトナムの総漁獲量(海洋、河川、湖沼、池、小川、水田等において自然に捕獲された水産物を含み、養殖によるものを除く。以下同じ。)は、2000年からの20年間一貫して増加している。このうち、内陸における漁獲量はほぼ横ばいで推移し、海洋における魚の漁獲量と魚以外の漁獲量がいずれも増加している。2019年の全漁獲量のうち、海洋魚が72.2%を占め、魚以外の海洋水産物の割合は22.5%、内陸漁獲...
ベトナム農業の記事一覧
ベトナムで養殖されるパンガシウス(パンガシウス科の魚の総称。以下同じ。)及びエビは、ベトナム農業農村開発省により13の国家重要品⽬の⼀つに指定されている。(※)。(※農業農村開発省通知37/2018/TT-BNNPTNT「国家重要農産品⽬⼀覧の発⾏」(2018年12⽉25⽇)) ベトナムの養殖用水面の面積は、2010年からの10年間緩やかな増加傾向にある。その内訳は、エビ養殖場面積が...
ここ最近、ベトナムの木材加工企業・協会が、中国企業の不正投資に頭を悩ませている。これは、中国企業がベトナムに企業を設立し、中国から木材製品を輸入しベトナムで原産地証明を取得、そしてその製品を米国に輸出するという一連のプロセスが出来上がってしまっていることが理由だ。 この方法を使えば、中国企業は米国政府が適用した中国製品に対する高い関税を逃れることができるが、この手法の横行により、ベ...
政府は初めて、外国投資家の市場参入を制限する業種の一覧を公告した。 公告された政令31/2021/ND-CP号によると、▽商業分野において国が独占権を持つ商品・サービスに属する商品・サービスの販売、▽報道・あらゆる形式によるニュースの収集活動、▽海産物の採取・漁獲、▽司法行政サービス、▽一時輸入再輸出、▽旅行サービス(ベトナムを訪れる外国人観光客向けの国際旅行サービスを除く)など2...
ベトナムではこの5年ほどで、大規模な原料生産地に密接した、青果物加工投資が盛んになった。現在は、Doveco、Vina T&T Group、Nafoods、Lavifoodといった市場をリードする企業によって、大規模な輸出向け青果物加工場が整備されている。 投資は今後も増加する見通しだ。2021年3月末に首相承認された2021~2030年の青果物加工業界開発提案では、青果物を早期に...
国内経済は楽観的な空気が漂い始めてきたが、多くの分野の企業が原料費、輸送費などかかるコストの問題に頭を抱えている。 ホーチミン市ハイテクパークで工場建設に着工したDuy Khanh機器のDo Phuoc Tong社長は、予定していた建設費が10%上昇し、生産に必要な機械、設備にかかる費用も5~10%上昇したことで表情が厳しい。 多くの企業は、原料費が下がることを期待しながら生産...
ベトナムにおける家禽(食肉又は卵用に飼養される鶏、アヒル、ガチョウのほかウズラ、鳩、ダチョウ等その他の鳥を含む。以下同じ。)の飼養羽数(各年10⽉1⽇時点の調査。以下同じ。)は、過去増減を繰り返しながら全体として増加傾向であり、2000年以降の20年間でほぼ2.5倍となった。2012年以降は毎年増加している。と殺された家禽の重量でみた家禽肉の生産量と、家禽卵生産量は、いずれも2009年...
ベトナムにおける豚の飼養頭数(各年10⽉1⽇時点の調査。以下同じ。)は、2005年頃から2018年まで27~28百万頭で横ばいであったが、2019年はアフリカ豚コレラウイルス感染防止措置により大量の豚が殺処分されたことを背景に飼育頭数が20百万頭を割り込む大幅な減少となった。と殺⽬的で出荷された豚の⽣体重量でみた豚の⽣産量は、2000年から2018年まで一貫して増加、2018年には38...
ベトナムにおける牛(肉牛、乳牛、育種用その他の目的で飼養される牛を含む。以下同じ。)の飼養頭数(各年10月1日時点の調査。以下同じ。)は、2001年以降増加し、2007年に6,725千頭に達した。その後2013年までの間に5,000千頭近くまで減少したが、以降は緩やかに回復傾向にある。と殺目的で出荷された牛の生体重量でみた肉牛の生産量は、過去20年間、増加を続けている。牛乳生産量は、2...
■ハイテク企業の認定基準に変更 ハイテク企業の認定基準について定めた決定10/2021/QD-TTg号(4月30日発効)によると、ハイテク企業は、2008年ハイテク法第18条1項a、b(2014年投資法第75条で改正済)、2020年投資法第76条3項で規定される基準を満たしたうえで、本決定で定める、“ハイテク製品からの売上が、企業の年間の純総売上の少なくとも70%を占めている”といっ...