国家農業普及センターと国際連合工業開発機構(UNIDO)は6月18日ハノイ市で、「ベトナムにおける熱帯フルーツバリューチェーンの基準達成と品質向上プロジェクト(GQSP Viet Namプロジェクト)」実施に関する協力協定を締結した。同プロジェクトは、刷新、多様化、品質改善、各市場の要求に応えるための各種基準の遵守などを通して、ベトナム熱帯フルーツ輸出の持続可能性と競争力の向上を目的に...
ベトナム農業の記事一覧
カントー大学農業部門のTran Thi Ba氏は、有機農業は現在、急速に発展している一方で、有機農業への理解とその実現方法が広く農家に普及しているとは言えないだろうと評価している。 Ba氏によると、有機農業と有機耕作は区別されなければならないという。有機農業という言葉は、非常に大きな概念であり、耕作問題も含む。有機農業は、化成品の使用を避けた農業管理システムであり、土地、水、空気...
Tay Ninh省農業農村開発局は6月15日、「ハイテク農業を促進する多角的協力」をテーマにしたセミナーを開催した。 同局Nguyen Dinh Xuan局長はプログラムの中で、Tay Ninh省にはサイゴン川とVam Co Dong川という二つの大きな水源、水を有効に活用するためのDau Tieng利水システム、広大な農業用地があり、ハイテク農業発展に必要な多くの条件を満たして...
農業農村開発省が進める2050年を見据えた2021年から2030年までの国家林業計画では、森林及び林業用地の総面積を1,585万haとし、このうち生産林面積が51.5%を占めるという方向性を定めている。林業生産額の目標成長率は年間5~5.5%に定められている。同計画の実現には217兆ドン(約1兆2,900億円)必要とされており、このうち2021年から2025年までに107兆ドン(約6,...
気候変動の影響がある中で、各地の農地を砂漠化や干ばつから守り、土壌の健康回復を進めていくのが急務となっている。砂漠化と干ばつは現在、ベトナム農村地域の生活に大きな影響を及ぼしていることから、早急な対策が必要だ。 2022年の統計によると、世界の農耕面積の40%が衰退しており、その経済的損失は43兆ドルに上るという。ベトナムでは、全体の2,800万haの農地のうち、114万haが重...
農業用地の中でも、特に耕作地の健康の衰退が深刻化してきている。このままでは、作物の生産性は下がる一方で、耕作地の健康管理のための国家戦略の必要性が叫ばれている。 具体的な例を挙げると、Hai Duong省には現在、10万4,500haの農地があり、このうち5万8,000haが稲作、1万haが各種野菜、2万haが果物栽培などに使われている。同省は長い年月をかけて大規模農業エリアを構...
エビ産業には数々のリスクと困難が混在する。気候、環境などの自然的要素から、エビの健康、市場での競争、生産・消費管理など、様々な課題に常に直面している。 Viet Ucグループは現在、オーストラリア政府の科学技術庁との独占的な協力を通して、ベトナムにおける親エビの剪定と遺伝プログラムの実施をしている唯一の企業だ。同グループは現在、ベトナム全国の稚エビ供給シェア30%を占めている。こ...
Hau Giang省農業普及サービスセンターは2022年、循環農業チェーンモデル実現のための費用を割り当てられ、農家が経済面・環境面で持続可性を高め、生活の質を向上させるための支援を実施してきた。同支援は、省内7つの県で実施され、現在に至っている。 同センターが進める循環農業チェーンモデルの対象には、作物栽培、畜産・養殖(牛、ヤギ、豚、魚、ウナギ、カエルなど)果物など、その土地の...
Quang Ninh省内の6つの地域で、アフリカ豚コレラの感染が急拡大しており、死亡または処分された豚の総数は1,132頭に上る。アフリカ豚コレラは、あらゆる種類、あらゆる年齢の豚に感染しており、死亡率は100%となっている。省内養豚農家の損害額は35億ドン(約2,100万円)に達している。 また全国でも今年6月9日までに、40省148県でアフリカ豚コレラが確認されており、1万7...
科学者たちによると、1組のネズミは1年間で子、孫、ひ孫、玄孫と指数関数的に繁殖し、最大1万5,000匹に達することもあるという。このような速度で繁殖を続けるネズミは、現代の農業において留意すべき害獣だと認識されている。 Phu Tho省では、農業農村開発局主導で、生産期のはじめに集中した駆除作戦を実施している。同局は、各レベル関係機関に駆除作業の指導にあたるよう指示、それぞれの町...