農業・農村開発省が5月15日に主催した「コロナ後の木材及び林業製品の加工・輸出復興策を探る会議」で、林業総局Nguyen Quoc Tri局長は、2020年の第1、第2四半期の受注契約は2019年末に各パートナーと交わしていたことから、2020年初3か月については木材企業は効果的で安定した活動を続けていたと述べた。 　すでに契約・受注をしていたことによって、木材及び木材製品の輸出額は...

市場の大部分がコロナ禍による影響を受け、水産業界各社も今年の生産および事業目標を一時的に下げる必要が出てきている。しかし、多くの企業は今後の困難を乗り越えるべく強気の投資を行っている。 ■強気の投資 困難な状況にもかかわらず、Vinh Hoan社は、魚孵化場の建設、コラーゲン工場生産ラインの拡張と改善、魚油精製所の建設、という3つの主要プロジェクトへの投資に6,000億ドン（約30億...

　農業・農村開発省次官Le Quoc Doanh氏は5月14日、植物防疫局（PPD）が日本側とオンライン会議を開き、コロナ禍で進んでいないライチ輸出手続きについて話し合ったと述べた。ベトナム産ライチが日本に輸出されるのはこれが初めて。 　会議で、日本側は在ベトナム日本大使館の監督のもと、ライチの検査・管理をベトナム側に委任すると明らかにした。 　農業・農村開発省、在ベトナム日本大使館...

　獣医局獣医第3 支局（農業・農村開発省）は5月13日、ベトナムがタイから輸入した種雄豚・種雌豚は、無事Ha Tinh省Cam Xuyen郡Cam Son村の動物検疫エリアに送られ、検疫を受けている。ベトナムが種豚を輸入するのはこれが初めて。 　今回の種豚250頭はViet Duc International Nutrition有限会社が農業・農村開発省に申請し今年輸入される種豚計2万...

　ある企業の代表は、新たな市場を開拓することはさほど難しいことではなく、重要なのは世界基準を達成するために技術的な障壁を超えた高品質な製品を生産することだと強調した。 　コロナ禍は、世界のサプライチェーン（供給網）を寸断し、輸出も輸入も中国という1つの市場に依存しすぎていた多くの企業が生産を止め、破産の危機に瀕している。 　しかし、供給源は断たれ、消費市場を失っている状況でも、あまり...

新型コロナ感染症（COVID-19）が拡大する中、Veritas Shoes Vietnam株式会社（ホーチミン市）がコーヒーマスクというユニークな製品をリリースした。この製品は日本、アメリカ、ヨーロッパ諸国に輸出されている。 同社社長のLe Thanh氏によると、昨年大気汚染がひどい時期、PM2.5や空気質指数（AQI）が注目され、健康を守るために不織布マスクを着用するという意識が人...

5月8日にSoc Trang省で開かれた2020年エビ業界開発会議で、Nguyen Xuan Cuong農業農村開発大臣は一定の困難はあるものの、エビ輸出はプラスの兆しも多く、米国（ベトナムの輸出シェアの19.5％を占める）や日本といった、ベトナムの主力輸出市場が回復しつつあると述べた。 またEVFTA（EU・ベトナム自由貿易協定）の発効によりベトナム産の原料エビに対する関税が大きく引...

この2週間、ホーチミン市の路上では、日本品種のメロンがキロ2万5,000～3万ドン（約125～150円）で山のように積まれて販売されている。去年の半値である。 Ba Ria-Vung Tau省から買い付けたメロン2トンをGo Vap区Phan Van Tri通りで販売するLanhさんは、今年ほどメロンが安くなったことは無いという。これまではほぼ、輸出か、スーパーあるいは果物専門店にしか...

　商工省は5月5日、日本の農林水産省から、日本に輸出される生のライチに関する通知を受け取ったと述べた。日本の農水省は新型コロナの影響によって、輸出予定のライチの検査をするための日本の検疫局の専門家をベトナムに派遣することができないと伝えたという。 　こうした理由から、日本の農林水産省は、初となる生ライチの日本への輸出は、今年の収穫期には実現しないだろうと伝えた。 　この情報を受けて、...

　多くの企業は業務を正常化しつつあり、受注を再開している。 　統計総局によると、年初4か月のベトナムの輸出額は830億ドルに達し、前年同期比で4.7％増加、輸出超過額は30億ドルになると予想されている。 　このように、新型コロナによる影響を大きく受けたもののベトナムの輸出産業は底堅く、大きな潜在力を秘めている。   ■成長率は回復に向かう 　年初4か月の農業部門の輸出額は119億ド...