南部Binh Duong省で柑橘類の栽培を手がけるC-Farmの名を知らない同業者はいない。オレンジ、ミカンの市場価格が下がり、柑橘類農家は厳しい状況に置かれている中で、C-Farmが生産したオレンジやミカンは、全国各地のクリーン食品店などで常に安定した価格で販売されている。現在の価格は1kgあたり3万ドン(約178円)ほど。同社が成功したのは、伝統的生産法を脱却し、現代的な科学技術を...
ベトナム農業の記事一覧
Bac Lieu省では現在、特に集約型エビ養殖池から排出される未処理の排水が環境に与える影響について問題視されている。このような汚水の排水は、周辺地域の養殖エビその水産品の病気の発症を助長し、水環境の汚染、地域住民の生産活動に影響すると警鐘が鳴らされる。...
Ben Tre省科学技術局はこのほど、国内外の消費に向けたザボンの生果に対する初期加工、処理、保管に関するプロセスと設備を発表した。今回紹介された技術によって、ザボンの保管可能期間が延長できるようになり、遠方の国々への輸出は、これまでよりも容易になったと言える。 この技術は、農園で収穫後、倉庫に保管されるまでの、仕分け、洗浄、乾燥、コーティング、包装、箱詰めのプロセスを経る。施設...
地場大手THACOグループ参加のTHACO AGRIは2024年、ベトナム、ラオス、カンボジアの農業団地で1万2,600人を新規採用すると発表している。これは、同社の持続可能な農業開発モデルの実現に向けた大きな一歩と言える。 THACO AGRIが設立されたのは2019年、ベトナム、ラオス、カンボジアの3国において、8万4,000haの農業生産投資戦略を進めてきた。同社は現在まで...
農業農村開発省は5月7日、オーストラリア国際農業研究センター(ACIAR)Wendy Umberger所長の来越を受けて、将来のパートナーシップ戦略と優先研究事項について話し合うために、ACIARとベトナムのパートナーシップ会議を開催した。 ACIAR Viet Namによると、ACIARは2018年から2025年、ベトナム国内またはベトナムが参加する地域プロジェクト23件を支援...
欧州委員会の健康消費者保護総局(DG-SANTE)は5月7日、ベトナムSPS(衛生植物検疫処置)事務所と、情報提供会議を開催した。今回の会議では、DG-SANTEが総合製品輸入規定とEUが求める正式な検査方法の2点について紹介、説明した。 EUは「総合製品」を植物由来の製品または動物由来の加工品の全てと定義し、今回の会議を通して、原産地に関する規則や製品の残留農薬検査プロセスなど...
Pham Minh Chinh首相はこのほど、2050年を見据えた2021年から2030年までの東南部地方計画に関する決定第370/QD-TTg号に署名した。同計画は、ホーチミン市及びDong Nai、Binh Duong、Ba Ria-Vung Tau、Binh Phuoc、Tay Ninhの1市5省が対象地域になっている。 計画では、東南部エリアが国の成長の原動力となるだけで...
Thanh Hoa省Ba Thuoc県では2024年5月3日時点で、8つの村で養殖魚の大量死が発生している。すでに12.6トンもの魚が死んでいるが、死亡した魚のサンプルを検査したところ、感染症などの疑いがなかったため、養殖池の酸素不足が原因ではないかと考えられている。 魚の養殖池を検査したところ、ある養殖池の酸素濃度は1リットルあたり3.1~3.3mgで、適切な酸素濃度を下回って...
農業農村開発省は5月3日、2045年を見据えた2021年から2030年までの畜産発展戦略実現のための3大プロジェクト(▽2030年までの飼料生産発展プロジェクト、▽2030年までの畜産製品市場及び処理・加工業の発展プロジェクト、▽2030年までの畜産品種生産開発プロジェクト)に関する会議を開催した。 飼料生産発展プロジェクトでは、飼料生産量を2025年までに2,400~2,500...
水産養殖業は今も力強い発展を続けている。伝統的な漁業と比較して、養殖業はより持続可能な水産業と考えられていると同時に、特に発展途上国で顕著な人口増加が目立っている昨今、世界の食料安全保障の上にも大きな役割を担っている。 Statisuta社の2024年3月の統計によると、2023年の世界の魚生産量は前年比200万トン増の1億8,660万トンに上ったことがわかった。漁獲量と養殖によ...