欧州基準を満たすベトナム産の有機野菜は各国に輸出されているが、9,000万人の消費者がいる国内市場の品質管理は放置されたままだ。 「有機野菜」のラベルを貼られている野菜は、市場の野菜の価格より3~4倍高くなるが、信頼できる認定局に認証されているわけではない。ベトナムの消費者は「有機野菜」が本物か偽物か分からず、「有機野菜」自体を信用できずにいる。 消費者に信用されない有機野菜 ベトナムの...
ベトナム農業の記事一覧
Trai Viet生産貿易社(Vietfarm)は9月26日、約15万個のアヒルの塩漬け卵の黄身を初めてオーストラリアに輸出した。 ベトナム企業が、オーストラリアにこの商品の輸出を成功させたのは、今回が初めてとなる。 VietfarmのDam Van Hoat社長によると、輸出される全ての卵は、輸出前にベトナムおよびオーストラリアの食品安全条件および伝染病の安全性が検査される。 Hoat...
商工業省輸出局によると10月10~12日に商工業省は、コメの国際誌『The Rice Trader』と協力して、第10回世界コメ会議を開く。500~600人の招待客が訪れ、ベトナムで初めて開催されるコメの国際会議となる。 商工業省は、ベトナム食糧協会、企業、国際的な専門家とともに、ベトナムのコメを紹介し、ベトナムの稲・コメの品質や付加価値向上の実績を強調する。 会議には、日本、中国、フィ...
2019年旧正月期間に水産物販売を行うための、各企業とスーパー間の契約締結期限である9月末まで、残りわずかとなっている。 しかし各水産会社は、食品への使用が禁止されている化学物質や抗生物質の基準に関連する最小要求性能限界(MRPL:Minimum Required Performance Limit)により、大きな壁に直面している。 国の管理機関、スーパー、サプライヤーの間で規制に関する...
ベトナムの消費者のほとんどは、食品の安全性や、安全野菜の認証プロセスなど、販売者に対しての信頼は薄い。一方で、小規模な安全野菜生産者も、信頼ある買付業者探しで問題を抱えている。 国際協力機構(JICA)の「北部地域における安全作物の信頼性向上プロジェクト」では、生産者から消費者まで、品質が保証された安全野菜に対するバリューチェーンを構築することで、これらの課題を解決しようとしている。 本...
生産性が高く、良質な品種、また世界最先端の耕作技術を持つ日本の農家・農業企業。両国企業の提携により、近年ベトナムには日本から様々な品種が、栽培技術の移転を伴って持ち込まれている。 日本の農業従事者は総人口のわずか3%。それでも1億2,700万の国民に高品質のコメが余るほど供給している。夏には台風、冬には雪、沿岸部では津波、山岳部では火山、そんな厳しい気象条件だからこそ日本人は、世界トップ...
日本の専門家たちが、Labaという種類のバナナの品質を確認するため、Lam Dong省の奥地、Da K'Nang村を訪れた。 地元で『王様バナナ』と呼ばれている、香り高く美味しいLabaバナナの味に何度もうなずき、彼らはその場で大量の注文を入れた。 コーヒー農園からバナナ園へ転換 Nguyen Huy PhuongさんとVo Thi Thuさん夫婦は、バナナの収穫、検査、包装の指示を出す...
商工業省の情報によると、今年8月までの国内豚肉価格は、高値のまま大きな変動はなかった。 豚肉価格は北部の各省で、1キロ当たり5万~5万5,000ドン(約250~275円)で推移しており、7月末よりも僅かに値下がっている。 中部のTay Nguyenではキロ5万1,000~5万2,000ドン(約255~260円)で約2,000ドン(約10円)の値下がり。南部ではキロ4万7,000~5万2,...
農業・農村開発省によると、今年の農林水産物の輸出総額は400億ドルに達する見込みだ。年初8か月間に、多くの品目が輸出額10億ドル以上に達している。 8月の農林水産物分野で、木材と木製品は輸出1位となり、輸出額は約7億ドルに達した。年初8か月間の輸出総額は約56億ドルに達し、前年同期比12.6%増加した。 アメリカ、中国、日本、韓国は、ベトナムにとって重要な輸出市場となっており、年初8か月...
ダラット農産品市場は9月15日から、地元ダラット産の農産品のみを扱うと方針を公表し、中国産による産地偽装問題に真剣に取り組む姿勢を示した。 今後、ジャガイモ、ニンジンをはじめとする、ダラットの有名農産品は全て、消費者が一目でダラット産と解るよう、ラベルとトレーサビリティのスタンプを貼付する。 ラムドン省、ジャガイモの偽装対策を開始 ダラットとその一帯には、中国からジャガイモを輸入し、下処...