2017年、ベトナムは570万トンのコメを輸出し、うち140万トンをもち米が占めた。これらの多くは中国に輸出されているが、中国はもち米の輸入税率を従来の5%から50%に引き上げた。これにより、ベトナムのもち米輸出が大きな打撃を受けている。 中国のクオータ規制と関税改定で大打撃 中国はベトナムにとって最大のコメ輸出先で、2017年上半期の輸出は120万トン、全体の43%を占めた。 しかし、...
ベトナム農業の記事一覧
どのようなベトナム企業にとっても、自ら単独で日本市場にアプローチしようと思えば、大きな費用がかかり、市場の要求レベルも高いため、多くの困難に直面する。 商工業省は、ベトナム企業が日本市場に参入するために、日本の流通網を活用するべきだと指摘する。 日本の基準をクリアするために大きな投資が必要 商工業省アジア・アフリカ市場局によると、日本は世界で最も大きな農林水産品輸入国10か国に入る。20...
ホーチミン市1区Le Thi Rieng通りで果物屋を営むHuyenさんは、当初5房の『ルビーロマン』を日本から買って販売してみた。すると高額なわりに予想外のスピードで売れていった。 『ルビーロマン』は石川県の特産品で、この貴重な品種の交配と開発に成功した唯一の県であり、石川県の農家は開発成功までに14年を費やした。 1房(約800~900g)が1,100万ドン(約5万5,000円)もす...
年初7か月でベトナム全体における家畜飼料の輸入総額が22億ドルに達した。輸入量の増加により家畜飼料の貿易赤字は19億ドンに達している。同時にドル高ドン安の為替相場変動も農業生産に影響を与えている。 家畜飼料の輸入量・輸入額ともに増加 家畜飼料の輸入量は大きく増え、ブラジル・4.2倍、アメリカ合衆国・90.7%、中国・47.4%の増加率となっている。2018年7月の飼料向け大豆の輸入量は推...
ベトナムでは数億ドルの果物、野菜が中国から輸入されている。しかし、その多くはアメリカやニュージーランド産と産地を偽装されているため、消費者は買うのをためらってしまう。売り手がラベルを張り替えるため、管理機関のトレーサビリティも正確ではない。 中国産をアメリカやニュージーランド産に偽造 7月のある日の午前1時、ホーチミン市で卸売を行うThu Duc市場では数十のコンテナが列をなし、荷下ろし...
農業製品の製造者と農業製品の使用者を結びつけ、双方が協力し発展することを推奨するための政令98/2018/ND-CPが2018年8月20日から施行される。 これによると、農業製品の製造者と使用者を結びつけるプロジェクトに関して、機械や設備の購入費や、工場建設や基盤事業(船着き場、倉庫、加工場、貯蔵施設等)の建設費に対し30%の資金援助が行われる。支援額は1つのプロジェクトに対して最大10...
ますますエスカレートする米中貿易戦争により、ベトナムから中国へ輸出するゴムの価格だけでなく、世界市場全体でのゴム価格も下がり続けている。 アメリカと中国間の貿易摩擦の高まりは、ゴムの価格下落の圧力を生み、7月からこれまでに国際ゴム価格は下落し続けている。東京商品取引所(TOCOM)での7月のゴム価格は、6月と比べ3%下落し1トン1,400ドルを割り込んだ。 中国の投資家は1か月以上に渡り...
ベトナムが輸入する野菜・果物の総量のうち、タイからの輸入は45.3%を占め、これに19.4%の中国が続く。 農業農村開発省のデータによると、2018年7月の野菜・果物の輸入額は1億5,600万ドル、年初7か月では前年同期比4.4%増の8億9,200万ドルに達した。 特に輸入額が5.4%減少し、6億4,200万ドルとなった果物と比べ、野菜は24.7%増の2億1,000万ドルに達した。 ベト...
7月30日、ダラットで「農業への投資企業支援」と題した全国会議が開催され、Nguyen Xuan Phuc首相は今後10年間でベトナムの農業を世界で15位に、農産物では10位の生産高にするようにと指示を出した。 農業へ投資を行っている企業はわずか8% 農業・農村開発省のNguyen Xuan Cuong大臣によると現在ベトナムの農産物輸出高は東南アジアの中で2位、世界では13位だという。...
ベトナム企業が韓国向けコメ6万トンの輸出を受注――このニュースから、ベトナム企業また農家でも、品質の高いコメを生産し、中進国市場に輸出できることが分かる。 しかし一方で、輸出するために高級米を輸入している企業もある。企業によると最も難しいのは、生産地域を拡大し、ベトナムにおける高級米の生産原価を下げることだという。 いよいよ高級米の輸出市場へアプローチが始まる 7月はじめ、Dong Th...