現行の法規制において飼育場の排水基準には36項目が規定されている。 農業農村開発省傘下の家畜飼育庁のTong Xuan Chinh副局長は、規制項目が多すぎて家畜飼育業者にとって順守が難しいと指摘し、「全ての項目を遵守すると、処理後の排水は雨水並みにきれいになるが、そこまで家畜飼育排水を処理する必要があるか疑問に感じている」と話す。 例えば、「QCVN 62-MT: 2016/BTNMT...
ベトナム農業の記事一覧
6月11日に中央経済管理研究所が開いた、行政手続き改革に関する政府決議19/2018/NQ—CP号の実行に関するセミナーで、農業農村開発省の多くの規定が、重複が多いなどの問題を抱えていると指摘された。 Nguyen Thi Hong Minh元水産次官によると、農業農村開発省には窓口が多く、管理が煩雑、かつ緩くなっている。「肥料に対する認証、GAP(適正農業規範)認証の発給はずさんで、多...
6月8日にオランダ大使館とLam Dong省人民委員会がDa Lat市で開いた、ベトナムにおける持続的な食品生産に対するオランダのソリューションに関するセミナーで、省農業農村開発局とRijk Zwaan Vietnam社は、農業協力に関する覚書を交わした。 Rijik Zwaanが、新しい野菜の品種開発研究を行う。並行して野菜の生産性の最適化や、耐病虫害能力の改善を通した農業における化学...
自動給餌機の使用、クラウドコンピューティングを利用した水質管理、養殖場内の養殖池・沈殿槽・貯留槽・排水池の配置適正化などによって、完全に全養殖工程を監視制御できるというハイテク養殖技術。南部メコンデルタBac Lieu省は、このようなハイテク技術を利用した超集約型のエビ養殖を推奨することで、エビ生産の「最有力産地」としての確立を目指している。 省内企業のLong Manh社の例をみると、...
農業農村開発省とベトナム農業科学アカデミー(Vietnam Academy of Agricultural Sciences:VAAS)は5月29日、Raycean社と協力してワークショップ「ベトナムと日本の農産物バリューチェーン開発のための新技術応用」を開催した。 催しには日本企業20社と、ベトナムの管理機関、研究所、企業から130名余りが参加した。 今年4月にも農業農村開...
ベトナム南中部高原地帯に位置するLam Dong省Da Lat市は、年間200万トン以上の野菜や果物を生産する主要な産地として有名だ。 最近、Da Lat近郊地域の複数の青果卸売業者が、非常に安い中国農産物を大量に輸入していることが理由で、Da Lat産の農産物は価格が劇的に下落し、 出荷を停滞している農家もある。 Da Lat市をはじめ、近郊のLac Duong県、Don Duong県...
スマートフォンと月100万ドン(約45ドル)程度で、あなたは自分の農場に、自分の好きな野菜を植えて、週末に新鮮な野菜を収穫に行くことができる。 週末が多忙な時は、自宅に野菜を届けてもらうことも可能だ。 スマホで手軽に自家菜園を遠隔管理、仮想と現実の融合 安全性に不安のある野菜が市場に溢れ、消費者に不信感が広がる一方、安全な野菜を栽培している善良な農場は商品を販売する充分なルートを持ってい...
新鮮な大気に包まれた平穏たる広野の中にあって、鳥や蜂、蝶々が飛び回っている。 農作機械の騒音は全く聞こえない。 ここで「タバコを吸わないように」と微笑みかける農民たち。 近年ベトナム各地で設立された有機農園は訪問客に驚きを与え続けている。 有機農業は安全で質の良い食べ物を生産するよりも、化学的に合成された肥料や農薬を使用しないことで、農業生産に由来する生活環境・生態系・生物資源への負荷を...
仮想通貨熱とともに、「ブロックチェーン」という言葉をよく耳にするようになった。 電子商取引・記録を、高い安全性で実現するこのブロックチェーンは、電子通貨で初めて利用されているが、農業を含むあらゆる取引に利用できる可能性を持っている。 非効率性と不正を低減しつつ、食品の安全性と農家の所得を改善し、取引時間を短縮できるブロックチェーンは、理論的には、消費者が自分の携帯電話を使って市販の農産品...
農業農村開発省によると、2018年4月(単月)の農林水産物の輸出額は推計32億ドルで、年初4カ月で123億ドル(前年同期比11.9%増)となった。特に青果物、コメ、水産物が伸びた。 コーヒーは独・米向けが最多 4カ月の主力農産品の輸出額は65億ドル(11.9%増)、水産品24億ドル(13%増)、主力林産物が27億ドル(7.9%増)。 このなかで青果物が13億2,000万ドルで30%近く...