ベトナム水産品加工輸出協会(VASEP)はこのほど、政府官房、行政手続き改革諮問評議会、企業開発局(計画投資省)、ベトナム商工会議所に対して、水産品輸出状況と水産企業が抱える各種問題、課題に関する公文書第44/CV-VASEPを提出した。 文書では、今年第1四半期の水産品輸出額が20億ドルに達し、前年同期比で8%上昇していることが報告された。ベトナム水産品の大手取引市場は、米国、...
ベトナム農業の記事一覧
ハノイ市食物栽培保護支局の統計によると、市内農業におけるIPM(総合的病害虫・雑草管理)に基づくバイオ農薬の使用量がこれまでと比較して増加傾向にあることがわかった。一方で、IPM栽培を実施していない農地では大きな変化は見られていない。 IPM農業におけるバイオ農薬使用の割合は、2005年の34.3%から、2021年には83.4%まで増加している。この増加に伴い、伝統的に使用されて...
4月12日、ハノイ市で、ベトナム温室効果ガスパートナーネットワーク(GHGVIETNAM)の設立式が開催された。同組織は、「グリーンベトナム」のための包括的な解決策を提供するために、温室効果ガス管理と低炭素経済の発展における企業支援に取り組む各組織によって構成されている。同組織の使命は、温室効果ガスの排出量を削減し、循環経済を導入するプロセスにおいてベトナム国内の組織、企業を代表して活...
昨今の農業生産において、農業関連各社は、グリーン農業、安全食品、低排出に向かう農産品チェーンを牽引するという重要な役割を担っていることを示す必要がある。肥料や農薬を生産する企業は、よりグリーンで低排出な生産へとシフトするための新しい技術の研究に取り組み、有機肥料やバイオ農薬の生産を進めている。 今年第1四半期の農産品輸出額は、135億3,000万ドルを記録、前年同期比で21.8 ...
農業農村開発省は4月11日、品質・食品安全・市場開発指導委員会の第1回会議を開催した。会議の席で農業農村開発省Le Minh Hoan大臣は、昨今の農業部門における最大の課題は全て3つの「変」から起こっているもので、「気候変動」、「市場の変化」、「世界の消費傾向の変遷」が解決すべき課題として立ちはだかっていると述べた。 これらの課題解決に向けて必要なこととして、農業生産から農業経...
Ha Tinh省で、卵と生乳から作られた混合液を栽培中の稲に散布する初の試みが実施されている。同液体の散布は、肥料としてだけでなく、病気の予防にもなり、香り高い米の生産が可能になることが期待されている。 同実験を実施しているCam Xuyen県は、省内最大の稲作面積を誇る。ここ数年、県は稲作におけるテクノロジーの導入を重視、Cam Xuyen米ブランドの構築を進めている。県は前年...
Ninh Thuan省が実施する2021年から2030年までのハイテク農業発展プロジェクトでは、始動から現在までに数々の大きな成果が確認されているものの、眼前には依然として課題、問題が山積している。 同プロジェクトが始まってから、同省の食物栽培、農業生産の生産量、生産面積は大きく増加してきた。しかし、生産効率、農産品の品質の成長にあまり大きな変化は見られず、市場での競争において厳...
農業農村開発省Hoang Trung副大臣は4月11日、国際食糧政策研究所(IFPRI)Johan Frans M.SWINNEN所長及び訪問団と面会した。 Trung副大臣は会議の席で、ベトナムとIFPRIの協力関係を高く評価するとともに、IFPRI及びOne CGIAR(開発途上国の農林水産業の生産性向上、技術発展を目的に1971年に設立された国際組織)に属する13のセンター...
農業農村開発省は、2030年までの農業部門における海外直接投資(FDI)の新規投資登録の誘致目標額を250億ドルに定めたと発表した。今後ベトナム農業部門は、ハイテク、環境、ベトナムが強みを持つ農産品などに対する投資誘致に注力していく。 農林水産部門が進めてきたFDI誘致は、雇用の創出、農業の近代化、農林水産品輸出の成長に大きく貢献してきた。しかし、専門家たちは、現在のFDIはベト...
農業農村開発省は、米国農務省と協力し、「正しい肥料使用プロジェクト」を始動させた。プロジェクト期間は4年、投資総額は440万ドル。農業農村開発省植物保護局がプロジェクトの主体となり、国際稲米研究センター(IRRI)が施行する。 米はベトナム食物栽培部門の主要な品目であり、その生産量はGDP全体の6%を占める。ベトナムは毎年4,000万トンのコメを生産し、稲作における肥料使用量は毎...