10月23~25日、ハノイでアジアたまごサミット(EGG SUMMIT 2017)が開催された。2015年の東京に続いて2回目となる会議で、2015年サミットではアジア15カ国から業界関係者250人が出席し、各国での食品の安全や、より良い環境の構築、健康なコミュニティの開発、清潔な卵の生産方法が議論された。 今回のハノイでの会議には、ベトナムを含む世界各国から農業担当大臣が参加するほか、...
ベトナム農業の記事一覧
ベトナムのカシューどころ、南部Binh Phuoc省で病虫害が広がっている。 7haのカシュー畑を持つDong Phu県のBuuさんは、70%以上の木で、葉が焼けたり、枝が枯れたり、虫がついたりしているという。「4月の収穫後そのままにして、2カ月ほど前に畑に来ると荒れ果てていた。何とか手を打っているが、回復の気配がない」と言う。Dong Xoai町のDinhさんも、3ha近くで虫の被害を...
沿岸部を中心とする水産資源の減少、多すぎる沿岸漁船、減らない破壊的な漁業手法などの現状を前に、安全で効果的かつ持続可能な漁獲、水産資源を有効活用するための解決策をVu Van Tam農業農村開発次官に聞いた。 Q: 過剰な漁船が水産資源の圧力になっています。 A: 確かに漁船数が多く、水産資源は減り続けているため、沖合漁船を3万隻程度に再編すべきです。効果的な漁獲や漁獲後のロスを抑え...
農業農村開発省獣医局によると、初輸出の9月9日から10月20日までにKoyu&Unitek社(Dong Nai省)は、日本向けに加工鶏肉37トン(3ロット)を輸出した。 現在ベトナムで唯一、日本が加工鶏肉の輸入を認めている企業で、注文の多さから加工ラインを増設して生産を拡大したい考え。 一方で獣医局は現在、Bel Ga社のミャンマーへの種卵輸出実現に向けてサポートしている。ほか複数の塩卵...
Lam Dong省人民委員会は、2017~2020年のハイテク農業地・ハイテク応用農業プロジェクトへの予算配分を決定した。ダラット市近隣で野菜、茶、コーヒーを生産する4県、およびBao Loc市Bao Lam県の茶生産地のインフラ開発などに900億ドン(約409万ドル)を投じる。 内外市場に供給するクリーン農業地として計画されている地域だが、生産・輸送インフラが適切に整備されていないため...
多くの畜産業者、飼料メーカーによると、インターネット上や市場(しじょう)で安い輸入肉骨粉が多数販売されている。キロ1万200ドンといった価格で売られているが、インボイスや原産地証明はなく、売り手は欧州やオーストラリアからの輸入品としか説明しない。 Dong Nai省の飼料販売会社の社長によると、飼料生産用に輸入される品質確かな商品は高値で、アルゼンチン産でトン480ドル、オーストラリア産...
ホーチミン市在外ベトナム人委員会と市農業農村開発局が10月19日に開いた、ハイテク農業開発のための越僑からの公聴会で、米国越僑のTony Lam氏が、ベトナムでは日給20万ドン(約11ドル)を出しても農業労働者を探せないと述べた。そのため同氏は、人間に代わって作業を行う機械設備の輸入や、商品価格を下げるための大面積栽培の条件整備を求めた。 同氏によると、ベトナムはトウモロコシの輸入に毎年...
先日の熱帯低気圧による豪雨で、数千頭の豚が被害にあった。 養豚場は保険に加入していただろうか? 加入していれば救いもあったが……そう思う人は多いだろう。 しかし国が農家にどれだけ農業保険を勧めても、加入する農家はほとんどいない。東南部・メコンデルタは国内最大の水田、水産養殖場、果樹園、養豚場があるにもかかわらず、農業保険はほとんど利用されていない。その一方で農家は、病気と天候不順に常に悩...
今年残り3カ月の国内消費と輸出向けキャッサバの在庫が20万~25万トンに減っている一方で、需要は高いため価格が押し上げられている。また南部各省・Tay Nguyen地域では2017~2018年シーズンの始まりで原料キャッサバ価格が急騰している。 2カ月連続で輸出増 税関総局によると、キャッサバとその製品の9月の輸出は、前月比で量で8.5%増、金額で17.9%増。2カ月連続での成長となり、...
ハイテク農業設備メーカーのVien Duong社は、野菜・花卉のハイテク栽培に用いる、イスラエル技術のハイテク点滴潅水チューブ生産工場に着工した。 工場はLam Dong省Phu Hoi工業団地に置き、投資総額3,000億ドン(約1,636万ドル)、2018年6月に操業を開始する予定。 (Thanh Nien 10月11日,P.6)...