ベトナムは現在、世界のエビ輸出額全体の13～14％を占める世界2位のエビ輸出大国にまで成長している。しかし、2025年までのベトナムエビ部門の国家行動計画における100億ドル輸出の達成には、黄信号が灯っている。   　ベトナム水産品加工輸出協会によると、今年5月のエビ輸出額は3億6,100万ドルを記録、年初5か月の総輸出額は1兆3,350億ドルになり、今年1年間の輸出額は40億～43億...

　ベトナム農場農業企業協会（VFAEA）はこのほど、「循環農業・グリーン農場・クリーン製品」と題する会議を開催した。会議には、数多くの専門家、科学者、企業、農家が出席し、循環農業モデルについて議論を交わすとともに、グリーン農業、クリーン製品の生産における様々な経験を共有した。   　会議では、「家畜の福利厚生と持続可能性」についてというテーマでも専門家同士の議論が交わされた。VFAEAは...

　国家農業普及センターとHa Nam省農業農村開発局は5月31日Ha Nam省で、「持続可能な畜産の発展を目的とした生物学的安全畜産の発展と安全食品の製造」をテーマにしたセミナーを開催した。   　普及センターによると、現在の畜産業が農業部門に占める割合は全体の25％に達しており、農村で生活する1,000戸を越える農家の生活を支える重要な役割を果たす産業だ。畜産業では2023年、豚3,0...

　Dong Thap省科学技術協会連合は5月30日Sa Dec観賞用生花観光区で、農業農村開発省及びDong Thap省観賞生物協会と協力して、花と観賞用植物発展に向けた方向性と各種問題解決に関するセミナーを開催した。   　セミナーの講演者と科学者たちは、バイオテクノロジー、ナノテクノロジー、スマートビニールハウス、土を使用しない栽培方法、ロボット技術、IoT、人工知能など数々のデジタ...

　キャッサバ農家が生産過程で最も恐れているのが、葉に濃淡のあるモザイク状のまだら模様が現れる「モザイク病」だ。一度この病気が発生すると、瞬く間に感染は広がり、広大な農地に莫大な被害を与える。モザイク病の蔓延によって、生産量が40～50％減少することもあり、農家の収入に大きな打撃を与えている。   　Ajinomoto Viet Namは2023年4月から、農業関連機関、研究者たちと協力し...

　Dong Nai省畜産部門は、養豚と養鶏が全体の90％を占めており、多くの施設が世界最先端の科学技術を導入している。同省畜産獣医局の報告によると、2023年末時点での家畜・家禽類飼育総数は2,320万に上り、このほとんどが海外直接投資（FDI）企業など、潤沢な資金力を持つ大企業による大規模養豚施設が占めている。これらの施設では、ハイテクを導入し、安全衛生基準を満たした商品が生み出してい...

　ベトナム水産動物医薬品大手のMebi Groupはこのほど、Duong Hung Mien Trung水産株式会社の株式全てを買収し、本格的にエビ産業に参入することになった。   　Duong Hung Mien Trung水産は、ベトナム有数のエビ種苗生産システムを有する企業で、同社の買収はMebi Groupのエビ産業参入にとって非常に重要な一手であると同時に、Mebi Group...

　農業農村開発省Phung Duc Tien副大臣は5月28日、世界銀行環境・資源・海洋経済部門代表のMona Sur氏と面会し、今後のベトナムの水産開発について話し合った。   　ベトナム水産部門は、漁業と養殖いずれも大きな潜在力を有し、2030年を見据えた2020年までの水産業発展計画においては、水産部門を、商品生産を担う部門に成長させ、独自ブランドの構築、国際的な競争力の強化を目標...

　Tra Vinh大学はこのほど、持続可能な農業発展における科学技術の応用」と題したセミナーを開催した。同セミナーには、農業部門の研究者、科学者、専門家、学校関係者、企業関係者などが出席、特に気候変動による各種問題がクローズアップされている昨今、持続可能な農業発展におけるテクノロジーの応用に関する経験の共有や提言がなされた。   　セミナーでは、生産効率を上げ、環境保護に資する農業生産実...

　メコンデルタ地方の2023年から2024年冬春期の稲作は、塩害、干ばつが平均的な水準よりも高いレベルで発生したにも関わらず、目立った被害は見受けられず、損害はほぼゼロに近い状態であることがわかった。   　Long An省は2023年から2024年乾季、深刻な塩害が発生した省のうちの一つだ。同省は4月17日、省内の塩害被害が深刻化したことから、塩害リスクレベル4を発表しなければならなか...