農業農村開発省農薬局の報告によると、先進諸国及び発展途上国におけるバイオ農薬の使用は徐々に普及してきている傾向があることがわかった。ベトナムでは、2020年から2023年までに、使用が許可されたバイオ農薬の品目数が768種類から810種類に増加していることもわかった。 ベトナムは毎年、年間600トンのバイオ農薬を輸出しており、農薬輸出量全体の5%を占めている。主な輸出先は、台湾、...
ベトナム農業の記事一覧
2024年初頭から紅海で緊張が高まっていることで、エビ輸出大国のエクアドルは輸送コストの上昇によって東アジア地域へのエビ輸出で苦しい状況に置かれている。一方、ベトナムのヨーロッパ市場向けのエビ輸出も厳しい状況に置かれているが、中国、日本、韓国市場でのシェアを広げるチャンスだとも捉えられている。 ベトナム水産品加工輸出協会(VASEP)によると、2023年のベトナムエビ輸出は、多く...
農業資材生産部門は現在、法的文書間の規定による数々の矛盾や非合理性によって、生産活動自体に悪影響が生じている。国会では、関連する法律を速やかに改正、補足し、不合理な状況を生み出さないようにするためにも、農業農村開発省が自ら新たな規定を試行できる条件を整備し、先のような法律、規定による悪害を積極的に解消する権利を有するべきだという意見が多い。 農業農村開発省によると、2006年に施...
肥料生産企業のVan Dien社は2023年、前年比2%増となる23万8,000トンの各種肥料を生産し、ベトナム化学グループから委託された生産計画の10%を超えることに成功した。また、年間の肥料消費量は21万8,000トンに達し、前年比で5%増加した。 同社は2023年、NPK(窒素・リン・カリウム)の生産量が前年比で9%減少したものの、売上面では12%増加させることに成功してい...
サイゴン農業総公社(Sagri)は1月19日、ホーチミン市で、2023年の生産活動の総括と2024年の活動計画に関する会議を開催した。 Sagriの2023年の収益は1兆3,190億ドン(約78億5,000万円)に達し、年間計画の124.5%を達成した。また、労働者の平均月収は1,600万ドン(約9万5,000円)だった。同社はここ4年間、年間計画の全てを達成しているだけでなく、...
Binh Phuoc省で活動するHung Nhonグループはこのほど、2030年を見据えた2024年のハイテク農業チェーン開発戦略を発表した。同時に、オランダのDe Heusグループとの連携構築10周年の記念式典を開催した。 同グループのVu Manh Hung会長は式典で、同社とDe Heusグループのここ数年の協力は、畜産、食品加工分野で大きな成功を収めていると述べた。同グル...
政府は2021年2月、2021年から2025年の農業部門再構築計画を承認した。植物栽培部門では、穀物生産比率を35%、短期作物の大規模生産を2.1%、長期作物を14.5%、それぞれ減少させ、果物、野菜生産の割合を、それぞれ21%、17%増加させることを決めた。また、2025年までに、1haあたりの平均収入を1億2,000万ドン(71万4,000円)に引き上げることも目標にしていた。畜産...
Quang Binh省Ba Don市Quang Long村はその昔、地酒が美味しいと有名な村だった。村内で友人に会えば、家で酒を飲んで行けと招かれ、あまりの美味しさに酒が進み帰り道がわからなくなる人が絶えなかったという。そんなお酒で有名なQuang Long村も、今では花栽培の村としてもその名を馳せている。 この村ではこれまで、多くの農家が稲作を営んでいた。しかし、その生産性の低...
ベトナムは現在、カーボンクレジットの供給面で高い潜在力を持っていると言われている。試算では、農業部門が達成可能なカーボンクレジットは、毎年5,700万クレジットに上ると言われており、5,700万トンのCO2吸収量に相当する。 カーボンクレジットは取引可能な証明書であり、ある量のCO2またはその他温室効果ガス相当量に換算され、それらを排出する権利があることを表している。1クレジット...
2023年の生花、観葉植物全体の生産価値が45兆ドン(約2,678億円)に上ると見込まれている。ここ数年、生花輸出は急激な成長を見せており、2020年の輸出額は4,870万ドル、2021年は6,180万ドル、2022年は6,700万ドル、2023年は8,000万ドルに肉薄する勢いだ。 2023年のベトナムの生花栽培面積は3万6,000haに達していると見込まれ、前年比で2,000...