2023年の11か月で、ベトナム農産品の貿易額が851億3,000万ドルに達したことがわかった。このうち、輸出額が478億4,000万ドル、輸入額が372億9,000万ドルで105億5,000万ドルの輸出超過となり、前年同期比で33.7%増加した。 今年の11月の農産品輸出では、農産品部門が24億9,000万ドルで前年同期比24.7%増、畜産部門が4,100万ドルで9.7%増、林...
ベトナム農業の記事一覧
Tien Giang省では、1万haを超える農地で秋冬期の稲の収穫が始まった。今期の米価は1kgあたり8,600ドン(約52円)で、過去最高値を記録している。 ここ数年、米の価格は1kgあたり6,500ドン(約39円)程度を推移していたため、今期で約2,000ドンも値上がりしたことはこれまで見たことがないと農家も驚いている。約0.3haの土地で米を作っていたある農家は、収穫量2ト...
Ba Ria-Vung Tau省はこのほど、Trang Linh有限会社を同省初のハイテク農業企業として認定した。同社は、畜産部門において数々の最先端技術とデジタル技術を導入している。 同社は2002年に設立され、厳しい状況のなかで、安全で持続可能な畜産企業を目指し、コスト、環境汚染の削減を進め、食品安全基準を満たした製品を作り出してきた。 同社は70haの土地を有し、この...
2023年の11か月、水産部門の生産量は前年同期比で2.92%増、林業部門は2.9%増加した。一方稲作部門では、メコンデルタ地方の秋期生産量が前年同期比で8万トン増、秋冬期は39万2,000トン増となり、11月15日までの米輸出量は740万トンに、輸出額は41億5,000万ドルに達し、2022年1年間の結果を大きく引き離している。 報告によると、今年の全国の稲作平均収穫量は、1ha...
PANグループとDong Thap省はこのほど、多価値米チェーンの構築と発展、温室効果ガスの削減と農家の収入増加を目的とした「稲作従事者の収入向上」プロジェクトの策定と実施に関する覚書を締結した。 同プロジェクトは、稲作技術の向上支援の他に、高品質品種の生産、化学由来の肥料、農薬使用量の削減を目指す。具体的な目標として、Dong Thap省は2030年を見据えた2025年までの計...
ベトナムは100万m2の海上面積を有し、海上養殖部門の潜在性は計り知れない。しかし、数々の問題によって、その価値を最大限発揮できていないのが現状だ。 ベトナム農業新聞社はこのほど、関係各所と協力して、「稚魚の供給と需要、飼料、養殖用物資と設備、商品のトレーサビリティー、ベトナム海上養殖の持続可能な発展」に関する会議を開催した。 会議に出席した農業農村開発省Phung Duc...
Tien Giang省農民教会は、農業、農家、農村のデジタル化促進会議を開催し、農民協会の会長、副会長をはじめ、Chau Thanh、Cho Gao両県及びMy Tho市に属する郡や村の農家代表者が出席した。会議では、同省の農業生産におけるデジタル化とその実情、方向性などが話し合われた。 会議では、AI技術に基づいて開発されたデジタルツール「Mang Nha Nong(農家ネット...
ベトナム農業農村開発省傘下で、国の農業政策提言や農業技術普及を担当する公的シンクタンクであるベトナム農業科学アカデミーは24日、日本の様々な農業技術のベトナムでの普及を推進している株式会社Raycean(レイシャン、福岡県)と、越日農業技術フォーラムを立ち上げ、第一回となるワークショップを開催した。 この日は日本の7都県から13社が集まり、ベトナムの農業農村開発省、農業農村開発局、...
農業農村開発省は11月22日、沿岸地方選出の国会議員団とともに、「グリーン水産と持続可能な発展のために」と題したセミナーを開催した。セミナーの席で、水産局Tran Dinh Luan局長は、ベトナムは経済発展に資する潜在力の高い、長い海岸線を有する国家であり、水産経済には大きな強みを持っていると発表した。2022年までに、ベトナム水産部門の生産量は900万トンに達し、輸出額は世界第3位...
ハイフォン市のAn Thuong農業サービス合作社は、農家と国、科学者たちを繋ぐ非常に重要な役割を果たしている。ここ数年、同合作社は、研究者や国からの支援、技術移転を受けて、最先端の技術を応用した数々の生産モデルを構築してきた。その中で、接木トマトの生産モデルを開発し、今では10haでVietGAP基準を満たしたトマトを栽培している。年間生産量は600トン近くになるという。 ここ...