Ben Tre省のDong Duongココナッツ株式会社は現在、大阪公立大学と協力して、ココナッツの胚乳(中の白い部分)の加工から排出される副産物からガソリンとバイオディーゼルを生産する研究に投資していると発表した。 同社は2021年、大阪公立大学の研究者たちと協力し、航空機用のバイオ燃料とディーゼルオイルの生産プロジェクトを開始した。研究によると、ココナッツオイルの炭素鎖、成分...
ベトナム農業の記事一覧
Lao Cai省Bat Xat県ではここ数年、清潔な水と守られた自然環境下での淡水魚養殖によって、農家の収入は増加し、地方の経済、社会も発展してきている。これまでの経験から、淡水魚の養殖には清潔な水と適切な水温が必要不可欠であることがわかっている。淡水魚は、酸素不足の水の中では30分で死んでしまう。水環境こそ、淡水魚養殖の成否を決めるカギであるという。 Bat Xat県は、202...
Binh Dinh省Hoai An県では、ココナッツ、ザボン、平飼い地鶏などの生産における数々のハイテク生産モデルが確立され、農家の持続可能な経済発展に大きく貢献している。VietGAP基準に基づいた生産プロセスで栽培される各種生産品は、生産・収穫・売買・消費チェーンの構築に成功し、農家の収益アップに繋がった。 Hoai An県では現在、VietGAP基準を満たした25haのココ...
Ha Tinh省ではここ数年、気候変動が養殖業に与える影響は切実で、特にマッドクラブを養殖している農家にとっては切実な問題になっている。 同省では、何世代にもわたって天候に左右されながらも大規模養殖をする習慣があった。乾季には感染症が発生し、雨季には台風による被害が発生する。このような現状を前に、Ha Tinh省農業普及センターは2023年、気候変動に対応した2段階のマッドクラブ...
ハイテク農業パークの開発が進めらているなかで、一部エリアでは依然として効果的な運営、協力関係の構築ができておらず、技術移転なども思うように進められていない。なかには、建設計画が遅々として進んでいないところもある。 2012年に承認されたHau Giangハイテク農業パークは、僻地での建設のためか、特に交通インフラなど、インフラ整備が進んでいない。さらに、この建設予定地は土地が低く...
2023年のベトナム農業部門は、生産の効率化や商品の品質向上によって、基準が厳しい市場への参入を進め、年間輸出額は540~550億ドルに達すると見込まれている。同記事では、農業農村開発省Phung Duc Tien副大臣へのインタビューを掲載する。 Q: 今年10か月の農業生産及び農産品輸出について、考えをお聞かせください。 A: 今年10月末までの農産品輸出額は430億8,0...
Dak Nong省で肉牛の飼育を営むPhung Trong Diemさんは、養牛を中心にした循環農業を実施している。とうもろこしの収穫時期になると、農家から廃棄されるとうもろこしの幹を引き取り、細かく粉砕し、発酵菌、とうもろこし粉、塩などを加えて牛用の栄養飼料を作っている。 Diemさんが循環農業を始めたのは、とうもろこしの幹を発酵させて飼料を作るところをテレビで見たのがきっかけ...
農業農村開発省Phong Duc Tien副大臣は11月4日、ベトナム灌漑科学研究所傘下の水・灌漑・環境研究所との会議を開催した。同研究所は、水利・灌漑・土地改良、排水、環境などの分野における公益サービス、技術移転や訓練の提供、国際協力、建設コンサルタントなどの役割を担っている。 同研究所はこれまで、▽中小規模水利システムの運営とスマート水利気象台の建設、▽水資源、水源、塩害、旱...
数々のバイオ農薬が市場に出回っているが、コストがかかること、保存期間が短いこと、使用範囲が限られ、化学薬品と比べて効果が出るのが遅いことなどを理由に、農家はバイオ農薬の使用を敬遠している。 2020年から2022年までの全国の農薬平均使用量は、2020年が1haあたり3.81kgだったが、2022年には3.19kgまで減少している。このうち、バイオ農薬の平均使用量は、2020年は...
Khang Tho畜産社は、総額4,500億ドン(約28億円)を投じ、Dak Nong省最大、最新の養豚場を建設、稼働を始めて1年が過ぎた。飼育頭数は4万8,000頭に上る。養豚場の敷地面積は112ha、このうち25haが畜舎として使用されている。敷地は2mの壁で囲われおり、外界とは隔離された環境が整えられ、Japfaグループの最新システムが各所に完備されている。 畜舎は2階建て...