世界的製薬会社のBayerグループ傘下Bayer Viet Namはこのほど、20年にも及ぶ研究を経て、同社初となるバイオ農薬「SERENADE®️SC」を発表した。同バイオ農薬の使用は、ベトナムの持続可能な農業の一助になることが期待されている。 今回発表されたバイオ農薬は、人体と環境に対する安全性が保証されており、米国有機肥料認定機関(OMRI)と、ヨーロッパのオーガニック認証...
ベトナム農業の記事一覧
農業農村開発省とカントー市人民委員会は、メコンデルタ地方の農業農村分野への投資促進会議を開催した。会議では、これまでの投資状況や結果などが評価されるとともに、この先の農業農村発展に向けた投資誘致についても話し合われた。 メコンデルタ地方ではこれまで、農業・農村開発のための多種多様な政策、施策が施行され、同地方の経済、社会の力強く発展し、住民の生活も明らかに改善されてきている。 ...
Nam Dinh省は現在、資源の持続可能な使用と海洋環境の保護に向けて、漁を制限し、養殖産業の発展を優先する戦略を進めている。 2050年を見据えた2030年までの海洋資源の使用・開拓計画において、同省は海洋資源と環境が経済発展のための重要な要素だと位置づけ、持続可能で効果的な活用をしなければならないと指摘している。 同省は2030年までに、水産業の生産量約23万トン(養殖...
ベトナムラバーグループ(VRG)の関連企業が、コスト及び廃棄物削減を目的に、これまでの伝統的エネルギーの使用から、グリーンエネルギーの使用にシフトしてきている。特に、バイオ燃料へのシフトが顕著だ。 カンボジアにある同グループ傘下のChu Se-Kampong社のゴム加工工場は、ベトナムゴム部門最大の年間3万2,400トンを生産する巨大工場だ。同工場ではこれまで、軽油を燃料として使...
農業農村開発省はこのほど、通達第09/2023/TT-BNNPTNT号を発布し、ベトナムで使用が許可及び禁止されている農薬リストを発表した。同通達は2023年12月8日から施行される。 今回発表された2023年使用許可農薬リストには、新たに12種の農薬が追加されており、このうち6種がバイオ農薬、残りが安全で効果的な農薬だ。今回6種の新しいバイオ農薬が追加されたことで、リスト内のバ...
農業農村開発省は10月26日から27日にかけて、国連開発計画とともに、「ベトナムにおける低排出で持続可能なエビ養殖の発展」に関する会議を開催した。同会議は、低炭素農業に対する民間の投資促進、気候変動対策及びベトナムの温室効果ガスの排出削減目標における「国が決定する貢献(NDC)」実現に向けたプロジェクトの枠組みの中で行われた。 ベトナムはCOP26において、2050年までに温室効...
ベトナム砂糖サトウキビ協会(VSSA)によると、ベトナムは現在、2023年から2024年冬春期のサトウキビ栽培の準備と圧搾の季節を迎えているという。活動を続けている砂糖製造工場からの報告によると、2023年から2024年期の生産量は前年期と比較して増加する見込みだ。サトウキビ栽培面積は15万9,159haに上り、前年比で12%増、加工用サトウキビ生産量は1,090万トンで13%増、砂糖...
Cuu Long大学は10月26日、メコンデルタ地方及び周辺地方における農業機械の運用に関するセミナーを開催した。同セミナーは、農林水産品の保管、加工分野と農業部門の機械化の発展、促進をテーマに開催された。 科学技術省は現在、農林水産部門の加工、保管技術の運用と発展に関する研究プロジェクトを進めている。同プロジェクトは、最新の科学技術を農林水産品部門に導入し、国内外で消費する農産...
養豚過程また畜産業で排出される豚の排泄物処理は、過去そして現在に至るまで、環境汚染を引き起こす最大の原因となっている。 ここ数年、アフリカ豚コレラの感染拡大が起きた2019年を除けば、ベトナムの養豚総数は2,800万頭前後を推移している。1頭あたり1日に2.5kgの糞と5リットルの尿を排泄すると計算すれば、毎年2,560万トンの糞と511億リットルの尿が排出されることになる。 ...
Ca Mau省人民委員会は、世界自然保護基金ベトナム事務所(WWF Viet Nam)、エビ養殖を手がけるMinh Phu社と、責任ある稲作とエビ養殖の混合農業の発展支援プロジェクト促進に関する会合を実施した。 Minh Phu社は、WWF Viet NamとオランダのDeltares社の支援を受けて、参画した農家17戸とともに、46haの土地で稲作とエビ養殖の混合農業を試験的に...