パンガシウス製品は、ベトナム水産業の主力製品であり、Dong Thap省で活動するVinh Hoan社もまた、パンガシウス製品の生産を専門にしている。同社が取り組んできたパンガシウスの力強いブランド構築は、その付加価値を高めただけでなく、輸出市場拡大を決定づける要素にもなった。 同社Truong Thi Le Khanh会長は、ブランドというのは、ただの品質を保証する象徴というだ...
ベトナム農業の記事一覧
ベトナム農業部門では、バイオ農薬に対する関心が高まってきているが、生産と市場開拓には依然としていくつかの壁が存在している。世界的な傾向を見てみても、ここ数年ベトナムにおけるバイオ農薬の生産と市場は一定の成長を遂げてきている。植物保護局によると、ベトナムには、2023年末時点で85のバイオ農薬生産施設が稼働していることがわかっている。世界で普及しているバイオ農薬生産技術は、ベトナムでも登...
Hau Giang省Tan Long合作社は、NET ZERO Carbon社と一部関連企業と協力して、 間断灌漑技術と温室効果ガス削減量測定を結合させたスマート稲作モデルの総括会議を開催した。 同生産モデルは2024年夏秋期、同省Tan Long合作社が4.2haの農地で実施、このうち1haは比較対象として伝統的生産モデルで生産された。その結果、スマート生産モデル投資額は1ha...
Quang Tri省農業普及センターは2023年、Vinh Lam村のCao Thi Thuyさんに対して、バナメイエビのハイテク大規模養殖モデルの実施を支援した。養殖面積は1haだったが、実際に養殖に使用したのは稚エビ飼育池と養殖池の合計0.3haで、その他は貯水用、水処理用の池として使用された。養殖を始めて4か月、Thuyさんは12トンのエビを収穫し、7億ドン(約412万円)の収入...
ベトナム畜産業において、豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)は、畜産農家の経済と健康を脅かす感染症の一つだ。現在に至るまでに、PRRSに対する有効な手段は見つかっていないものの、各農家は感染を防ぎ、豚の健康を維持して生産性を上げるために、ワクチンを用いた対策を続け、一定の効果を出してきている。 PRRSは、青耳豚病とも呼ばれており、急速に感染が拡大し、豚の呼吸器系と生殖器系に重大な...
ベトナム北部を襲った台風3号は、26にも上る地域に甚大な被害をもたらした。今回被害を受けた地域はGDPの41%を占め、人口の40%が生活する地域なだけに、その影響は大きい。特に、農業部門では30万haを超える米、野菜、果物栽培用地の被害が大きい。これだけの農地と人口が密集する地域でありながら、農業保険加入者数は極めて少ない。自然災害の発生によって農業が被害を受けるのは今に始まったことで...
ハノイ市Thach That県には現在、2,135か所に上る生産、加工、食品取り扱い施設があり、このうちの505か所を農業部門が管理している。同県は、食品安全の徹底を求めており、加工プロセスはもちろん、原産地管理の徹底も柱の1つにしている。同県Dai Dong村で取り組まれている消費と結びついた米の有機生産が一例に挙げられる。 Dong Dai村の農業では、その他の村と同様に、以...
カントー市水産支局は9月19日、「水産養殖飼料、水産養殖環境処理製品の生産条件に関する新規定の施行」についての研修会を実施、多くの企業、合作社が参加した。 同研修会は、国が施行した養殖飼料、環境処理製品の生産に関する新たな規定の周知、遵守を目的としている。新規定では、食品安全衛生、生態系・環境の保護、持続可能な水産養殖の促進に関することが定められている。 新たに施行された規...
Binh Dinh省は、農業部門再編において、水産養殖を優先開発対象と定め、ハイテク養殖の発展を推し進めている。その中で同省は2025年までの目標として、水産養殖面積4,700haのうち、2,400haを炭水養殖として維持し、2,300haを海上及び汽水養殖面積として開発することを定めた。さらに、このうちの30%でハイテクを導入したエビの集約養殖または半集約養殖を実施する予定だ。 ...
ベトナム北部を襲った大型台風3号は、一部省市に甚大な爪痕を残し、ベトナム水産養殖業も大きな被害を受けることになった。現在わかっているまでで、1万9,956haの水産養殖面積、4,246に上る養殖生け簀が被害を受けている。 これを受けて、農業農村開発省は、関係機関、組織、慈善団体などに対して、被害を受けた農家に対する金銭的支援をはじめ、養殖カゴ、生け簀、稚魚、飼料他、養殖再開に必要...