気候変動に左右される生産環境の中で、正しい農業を実践が、コーヒーとコショウの生産にかかる投資や人件費を削減することに繋がる。 農業農村開発省とオーストラリア国際農業研究センター(ACIAR)が締結した2017年から2027年までの10年間の協力戦略の中で、Tay Nguyen地方は農業分野の研究投資、技術発展のための優先投資先の1つと定められている。同地方は、ベトナムのコーヒー、...
ベトナム農業の記事一覧
Ben Tre省人民委員会はこのほど、汽水エビの養殖発展の起爆剤となる、Binh Dai県の300haを使用したハイテク応用エビ養殖エリア発展に関する会議を開催した。 同省では現在、バナメイエビ、ブラックタイガー、パンガシウス、アサリ、オニテナガエビの5種が主力水産用食品となっており、このうち汽水エビの売上が53%を占め、養殖面積の76%(3万6,300ha)が汽水エビ養殖に使用...
Tien Giang省は、メコンデルタ地方最大の養鶏・家禽数を誇る。年初から現在まで、食肉・卵市場が下落し続けていることで、多くの農家が赤字に苦しみ、特に主力製品となる烏骨鶏、うずら、ブロイラーなどを飼育している農家が大きな損害を受けている。 鶏卵価格は前月比で200~300ドン(1~1.5円)下落し、1個あたり1,900~2,100ドン(11~12円)に、烏骨鶏卵も100ドン(...
Ha Tinh省における稲作では長年、総合的害虫・雑草管理(IPM)プログラムが導入されている。IPM自体は目新しい対策ではないが、それがもたらす効果は常に斬新で、▽生産コストの削減、▽農産品の有害な農薬含有量の削減、▽農家の健康の保証、▽安全商品の生産、▽田畑の生態系保護、▽生産面積に対する利益の向上など、持続可能な農業生産に相応しい効果が確認されている。 2023年春季、Ha...
Binh Dinhs省では、肉牛価格が下落していることで、肉牛飼育から繁殖牛飼育にシフトする農家が増加している。 例えば、1歳以上の牛2頭を5,000万ドン(28万9,000円)で購入して飼育する。6~8か月かけて順調に体重が増加すれば、1頭あたり4,000万ドン(23万1,000円)で売りに出すことができ、農家は利益を得ることができる。しかしながら、肉牛の体重増加が思うようにい...
米の輸出額がここ10年で最高値を更新しており、ベトナム企業は輸出促進の大きなチャンスに対面していると同時に、これはベトナム米産業が商品の標準化、将来に向けた持続可能な発展プロセスの構築など、全体のアップグレードを進めるチャンスになると考えられている。 税関総局の調べによると、今年4月の米輸出量は110万トン、輸出額は5億7,390万ドルに達した。これで年初4か月の輸出量は295万...
第14期ハノイ市党委員会の第4プログラム指導委員会は、2021年から2025年までの新農村建設と農業、農業経済発展に関する国家目標プログラムの促進計画を施行し、同市は、2023年の農家の年収を1人あたり7,000万ドン(約40万5,000円)に上げ、定職についている労働者の割合を95%にすることを目標に挙げた。また、2025年の農家年収を1人あたり8,000万ドン(約46万円)に上げる...
ベトナムは長い海岸線、大小無数の島、数々の湾口など、海上養殖発展に資する環境を有する数少ない国だ。長年、海上養殖産業は発展を続け、多くの雇用を生み出し、社会経済の発展に資するとともに、海産品輸出の増加にも大きく貢献してきた。 一方で、沿岸の海洋養殖の急速な発展は、環境汚染、養殖魚の感染症の発生、養殖面積の減少、その他観光業、不動産業との衝突などを生んできた。このような状況の中で、...
オーストラリア国際農業研究センター(ACIAR)は5月19日、同センターのベトナムでの活動開始から30周年を記念して、Khanh Hoa省Nha Trang市で、ベトナムのパートナーと会議を開催した。 ACIARは現在、ベトナムと2017年から2027年までの協力戦略を実施しており、全面的な農業システムの開発を通して、農村地域の貧困層に対する機会の創造を目的としたプロジェクトを施...
メコンデルタ地方には、感染症安全基準を満たしたエビの稚魚生産施設が10か所存在しているが、需要に対してあまりにも供給が追いついていないのが現状だ。 メコンデルタ地方の一部地域では、海水流入の遅れによって、今年の稚魚放流時期に遅れが出てしまっている。農業農村開発省獣医局に属する第7地域獣医支局のTien Ngoc Tien局長は、不安定な天候が水産養殖に多様な影響を与えており、エビ...