農業農村開発省は現在、環境保護、環境汚染の拡大防止のために、100頭以上の水牛、牛の飼育、10頭以上の豚、100羽以上の鶏の屠殺を行う施設(小規模畜産施設)の許可証取得の義務化に関して、広く聞き取り調査を進めている。 今回の畜産規定改正に向けて、特に集中して審議されているのが、各種家畜の飼育場、加工場などの畜産施設の規模についてで、小規模畜産施設には、これまで許可証の取得義務はな...
ベトナム農業の記事一覧
ベトナム政府が2022年1月28日に施行した「2045年を見据えた2030年までのKhanh Hoa省建設・発展に関する決定」の中で、政府は同省における環境に優しい養殖・漁業・海産品加工・ハイテク応用などに基づく海洋経済の力強い発展に言及している。 同省は現在、大規模・ハイテク養殖方法に基づいた省の水産養殖技術発展を目的に、試験的なハイテク海上養殖プロジェクトの構築に注力している...
ベトナム種苗協会(VSTA)は、2020年1月1日に施行された新しい種苗法には、評価できるところ、新しいところがある一方で、企業や農家には実現が難しいこと、理解しにくい内容や矛盾している内容のものも多いと指摘している。 例えば、種苗法第2節にある「流通認証」に関する項目の13条には、開発した種子を流通させるためには、農業農村開発省の認証が必要だと記載されている。ここには、認証を受...
Dak Lak省が持つ気候と土壌の強みを生かし、同省では質の高い農産品を生産する数々の大規模生産地域を構築してきた。特に、多くの優遇政策の施行によって、数多くの企業の投資誘致に成功している。 栽培と植物保護部門への投資では、すでに1,450を超える条件を満たした植物保護薬生産施設があり、肥料販売許可の条件を満たす施設も1,650に上る。畜産部門では、養豚数20万頭、養鶏数300万...
メコンデルタ各省の水利局、農業農村開発局及び南部水利開発企業のMTVはこのほど、メコンデルタ省間の灌漑事業管理と活用に関する会議を開催し、協定を締結した。 会議では、2022年から2023年の乾季は、4月末から5月初旬にかけて記録的な猛暑日が続き、例年よりも長引く可能性があると予測されていると報告された。また、メコンデルタ地方の雨量が例年以下となったこの4月、海水の侵入は増加傾向...
Japfa Viet Namはこのほど、Binh Phuoc省で飼料生産工場と食鳥処理場を竣工した。同2施設の生産開始によって、同社は「Feed-Farm-Food」に基づく大規模供給チェーンを完成させた。 Japfa Viet Namが完成させた飼料生産工場の第1フェーズの投資総額は4,000億ドン(約23億円)に上り、年間生産能力は24万トンに達する。第2フェーズでは、生産能...
eコマース企業大手Shopeeとオンラインで農産品を提供した最初のベトナムベンチャー企業FoodMapはこのほど、「名誉あるベトナム農産品プロジェクト」実現における戦略的協力協定を結んだ。同プロジェクトは、農家に持続可能な経営の構築、ブランド価値の向上をもたらすだけでなく、地方経済発展の促進にも寄与すると期待されている。 同プロジェクトの実施期間は2023年4月から12月で、▽地...
有機栽培はたいてい高いコストがかかると考えられている。そのコスト削減のために、多くの企業、農家が農業副産物を利用して有機肥料の生産に取り組んでいる。 アジア有機農業研究開発センターのNguyen Cong Thanh所長は、有機栽培における大きな課題の1つとして、肥料にかかるコストの高さを挙げている。これは、化学肥料と比較すると有機肥料の栄養素含有量が少ないため、使用する肥料の量...
近年、農業生産から排出される副産物を再利用した有機肥料の生産が全国的に進められているものの、その技術、処理プロセスが広く農家に普及しているとは言い難い。 ベトナム全土で排出される農業副産物は年間1億6,000万トンに上り、これらの多くが有機肥料生産に再利用されている。一方で、農業副産物の堆肥化は、その技術に正しく則って進められる必要があるため、求められる知識レベルは高く、各企業は...
Dong Nai省でハスの有機栽培を手がけるTruong Phat農業サービス合作社は、ハスの有機栽培モデルの構築に投資し、エコツーリズムと連携する方法を模索している。 同合作社が結成されたのは1998年、代表を勤めるNguyen Thi Bich Leさんとその家族、地域農家は、外国企業の投資と協力を得たため、米の栽培からハス栽培に切り替えた。しかし、収穫時期になり、生産したハ...