カントー市水産支局によると、2022年の同市養殖面積は706haに達し、前年比で3%増、目標の97%を達成した。生産量は19万6,045トンで前年比8%増となり、年間計画を14%超えることになった。1haあたりの生産量は348トン。 順調に見えるパンガシウス養殖だが、最近は稚魚の値段が高騰している。稚魚は1kg2万7,500ドン~2万8,000ドン(約166〜169円)で、昨年比...
ベトナム農業の記事一覧
農業農村開発省Tran Thanh Nam副大臣は1月30日、地域機械化センターの建設・発展について、カントー大学運営委員会と話し合った。 地域機械化センターとは、社会化形式に基づいて事業・活動を行う組織で、国家管理機関ではない。センター設立は、▽政策メカニズムを導く役割を担う国家管理機関、▽メコンデルタ地方最大の人材育成組織であるカントー大学とその他教育機関、▽各企業、合作社、...
飼料価格の高騰、感染病の複雑化、商品価格の変動など、ベトナム畜産業界は数々の問題に直面してはいるが、年々成長を続けている。2023年に入り、世界、そしてベトナム経済は厳しい状況の中にあるが、ベトナム畜産業界は、刷新と弛まぬ努力を続け、新たな境地へと進もうとしている。 2023年、終わる気配のない地政学的な衝突は、世界のエネルギー、食糧市場に大きな影響を与え、金利はさらに高騰、世界...
農業農村開発省Le Minh Hoan大臣は、VnEconomyが実施したインタビューで、「ベトナム農業が変わるためには数々の困難を乗り越えていかなければならない。変わらなければさらに大きな困難が立ちはだかることになる。立ちはだかる問題に向き合うことは、責任ある持続可能な農業の構築、新たなブランド、新たな価値、新たな仕事の創出のためのチャンスになる」と話した。 Q: 2022年の農...
「シャインマスカットを栽培してみせる」 ホーチミン市のバイク販売店で勤めていたNguyen Ba Duyさんは、新型コロナウイルスによる防疫対策で繰り返される長期的な隔離生活で、いつしかカントー市の故郷を想うようになっていた。仕事を辞め、地元に帰って農業を始めることを決意し、栽培する農産品を決めるために世界中で栽培されている数々の農産品の資料を見ていたとき、日本のシャインマスカッ...
Lam Dong省のVien Son株式会社は、省内トップの農産品加工、輸出企業だ。2022年、同社は4,200トンの冷凍サツマイモを日本に、2,500トンの冷凍及び青果用サツマイモが韓国、台湾、マレーシア、シンタポール、タイの各市場に輸出した。 Vien Son社のNguyen Duy Da社長は大学を卒業後、オランダ企業が投資する有機農業関連の会社の管理部門で働いていた。その...
植物防疫局は1月17日、ドローンなど無人航空機(UAV機器)を用いた植物病害虫防除のための農薬散布野外試験に関する基準を公表した。 同基準は、生物学的効果を評価するための原則、内容及び方法を規定しており、散布される農薬の分離時間を決定し、UAV機器の安全な操作に関する基本的な要件、面積、生産品種、生産密度に対する散布回数、実施日の湿度、風速などを細かく規定している。 基準で...
2022年はカシューナッツ業界にとって厳しい1年となった。輸出量は51万9,782トン、輸出額は30億8,000万ドルで、前年比でそれぞれ10.3%、15.1%減少した。昨年1年間の輸出額30億ドルを突破した農産品の中で、カシューナッツは最も大きく輸出額が減少している。 これは世界的なインフレによって、生活必需品の値段が上がったことで、カシューナッツをはじめ、非生活必需品への消費...
工業発展時代の初期、戦略化たちは工業化の一部は常に農業に依存していると考えていた。工業化のためには農業分野の蓄積と緊縮経済政策が必要と考え、全ての石炭、鉄片、1kgのとうもろこしを大切に使い基礎を築くことが必要だと信じていた。しかし実際は、この考え方で成功した例はない。多くの国々が農業に対する免税措置、農産品価格調整のための資金援助を実施しても、農業が生み出す蓄積で工業化を支えることは...
税関総局によると、昨年12月の米輸出量が43万5,000トン、輸出額が2億2,000万ドルに達したことがわかった。2022年1年間の米輸出量は710万トンに、輸出額が35億ドルに上る。 ここ10年間の記録を見てみると、ベトナムは、2011年、2012年にそれぞれ710万トン、800万トンの米を輸出しているが、それ以降は年間600万トンほどで推移しており、500万トンを切る年もあっ...