ベトナム政府は2022年半ば、農業保険支援に関する政策を施行した。これによって、稲作、ゴム、胡椒、カシューナッツ、コーヒー栽培農家、水牛、牛、豚を飼育する農家、エビやパンガシウスの養殖農家は、保険料の支援を受けることができるようになった。 この政策に基づいて、Binh Dinh省は2023年から、大規模畜産場を有する地域における畜産保険支援を開始する予定。同省は、同保険支援が普及...
ベトナム農業の記事一覧
ハノイ市農業発展センターは2022年、ジャポニカ米及び高品質米栽培地域を16か所増加させた。同市のジャポニカ米栽培面積は現在、2018年比で2.55倍にもなる1万haに達し、市内の高品質米市場の60%を占める生産量を誇る。ジャポニカ米生産者は、通常の米と比較して1haあたり約1,000万~1,500万ドン(約6万~9万1,000円)高い収入が得られている。 輸出基準を満たしたジャ...
ベトナム農業大学は2022年10月、宮崎県と「人材の確保・育成に係る連携合意書」を締結した。これは、JICAが支援する「ベトナム農業大学への農業人材育成コンサルタントプロジェクト」の枠組みの中の1つ。 この取り組みの中で県と大学は、▽農業、関連技術、雇用に関連する情報交換、▽宮崎県の就労・生活環境及びベトナム人求人などに関連する情報提供、▽日本での就労を希望する労働者の育成に関す...
2022年、ベトナム農業部門全体は、大きな目標達成のために高い意識を持ち続け、降り注ぐ数々の困難を乗り越えるためにこれまでの考え方を改め、大きく成長した1年になったと言える。 2022年の全体のGDP成長率は3.36%に達し、ここ数年で最高の結果が出ている。このうち、農業は2.88%増(▽農作物栽培:1.15%増、▽畜産:5.93%増)、水産業は4.43%増、林業は6.13%増加...
Tay Nguyen農林科学技術センターは12月29日、Binh Dien肥料株式会社とともに、気候変動に対応したスマートコーヒー生産モデルの構築に関する会議を開催した。両者は2017年から、肥料及びTay Nguyen地方の農産品栽培分野で科学技術の研究開発における戦略的協定を結んでいる。 両者の協力によって進められてきた肥料や施肥方法などの研究、実験によって、効果的な生産モデ...
2022年の経済成長率は前年比で8.02%を記録し、2011年から2022年の間で最も高い数値となった。なかでも、農林水産部門は引き続き経済成長の土台として重要な役割を占めていると評価されている。 統計総局の発表によると、2011年から2022年までのGDP成長率はそれぞれ、6.41%、5.50%、5.55%、6.42%、6.99%、6.69%、6.94%、7.47%、7.36%...
ベトナム農業経済・農村開発協会は12月29日、第2回定期大会(2022年から2027年期)を開催した。同協会は、農業分野の研究開発、技術移転、政策コンサルタント、人材育成などの分野で活動するために政府によって設立されたが、これらの活動は、会員の自発性によって運営されており、国からの支援は受けていない。 同協会が設立された2017年から現在に至るまでに、協会は合計5回の大規模セミナ...
Binh Chanh農民協会は電子商取引市場を運営するMekongExpoデジタル通信社と協力して、電子商取引市場に参入する農家のサポートを実施している。同時に、エコツーリズム、スマートツーリズムに関連する農業活動のデジタル化のガイダンスも進めている。 この取り組みは、Binh Chanh県の農業発展が思うように進まぬ中で、同県の潜在性を発揮して農業製品を作り出し、先進技術を導入...
国家農業奨励センターのLe Quoc Thanh所長は、2022年は農業普及活動にとって非常に特別な年になったと述べた。今年は、2045年を見据えた2030年までの農業・農民・農村に関する決議第19-NQ/TW号(2022年6月16日)や2050年を見据えた2021年アラ2030年までの持続可能な農業農村発展戦略に関する決定第150/QD-TTg号(2022年1月28日)が施行された。...
2021年に施行された持続可能な水産業の発展に関する決定第339/QD-TTg号では、ベトナムの水産業を「養殖・漁・保護」の3つの柱を軸として発展させていくことが決められている。この方針に基づき、ベトナム水産業は2022年、市場の厳しい状況に対応するために数々の手段を講じてきた。 商品の多様化の面では、これまで多くを輸入に頼ってきた海藻の養殖を始めた。海藻は栄養食品としてはもちろ...