2022年の畜産部門は、市場の急激な変化、生産原料、飼料の高騰、製品価格の乱高下など新たなフェーズを迎えたにも関わらず、印象的な成長を遂げた。 農業農村開発省は12月23日、Ha Giang省人民委員会と協力して、新たなフェーズにおける畜産部門発展促進会議を開催した。農業農村開発省Phung Duc Tien副大臣は、2022年は鳥インフルエンザの基本的な抑制に成功し、アフリカ豚...
ベトナム農業の記事一覧
12月21日、2050年を見据えた2030年までの農業農村開発部門の科学技術及びイノベーション開発戦略会議が開催された。 同戦略は、2030年までの官民両部門で各種研究活動、技術移転、テクノロジーの応用を通して、農業経済の成長のための科学技術とイノベーションの向上に大きく貢献すると考えられている。戦略目標では、農業部門の全要素生産性(TFP)を50%に、VietGAP基準に基づい...
ナマコは育てやすく、餌への投資も必要なく、病気も少ない。さらに、養殖によって痩せた養殖池の環境改善の一助にもなるため、使われていない養殖地帯での生育も可能だ。 ベトナム第三水産養殖研究センターがナマコ養殖技術の普及を始めてから、中南部地方の養殖池では、非効率的な白手長エビや巻き貝の養殖から、ナマコ養殖にシフトする農家が増加した。 ある養殖農家は、約5,000m2の養殖池5つ...
2021年から2030年までの持続可能で効果的な水産養殖開発国家プログラムに関する会議が12月21日に開催され、農業農村開発省Phung Duc Tien副大臣は、自然条件の強みを発揮するベトナムの水産養殖は今、ベトナムの経済において非常に重要な位置を占めるまでに成長していると強調した。実際に、今年、水産養殖生産量は520万トン(前年比7.2%増)に達し、輸出総額は過去最高の110億ド...
ベトナム南東部最大の主力畜産製品生産地であるDong Nai省は現在、畜産部門におけるバイオテクノロジーの導入強化を促進している。 同省農業農村開発局によると、Dong Nai省で稼働する1,748か所の畜産場農地のうち、90.99%がバイオテクノロジーを応用した最新の畜産廃棄物処理技術を導入している。大規模畜産場で排出される固形廃棄物は、1か所に集積され、堆肥化や肥料生産の前処...
第1回メコンスタートアップセミナー開催前夜の12月19日、Dong Thap省で循環型経済モデルに基づく米及び米副産物のオンライン販売プロジェクト開始式が開かれた。同プロジェクトは農業デジタル株式会社がこの12月から試験的に始めたものだ。同プロジェクトは、すでに132を超える企業の誘致に成功しており、中には月2万トンを売り上げる信頼ある企業も参加している。 このプロジェクトには、...
農業農村開発省は12月16日、広島大学のベトナム訪問団と面会し、日本での短期研修協力プログラムとベトナムにおける大学院研修プログラムの開講について意見を交換した。 広島大学の金子慎治副学長は、協力プログラムは友好の精神と共に発展することを目指して展開されるものだと述べた。同校は農業農村開発省と協力し、ベトナムで博士課程を履修できる広島大学の衛星キャンパスを開講する計画を持つ。同キ...
地理的条件と豊かな自然を持つベトナムは、再生エネルギー生産の潜在性が非常に高い国の1つとして高い評価を受けており、なかでも、バイオマスエネルギー生産の潜在性が極めて高い。しかしながら、ベトナムにおけるバイオマスエネルギーは依然として効果的な開発、使用がなされていない。 ベトナムは農業大国であるため、バイオマスエネルギー分野で非常に大きな潜在力を有している。木材、農業副産物、畜産廃...
今、循環型農業体験ツアーモデルが多くの観光客の関心を集めている。循環経済は、モノを大切に長く使用し、環境への悪影響を削減することを目的として生産、サービスなどの活動を進める経済モデルの1つだ。 Sun & Wind FarmはNinh Thuan省で、ぶどう、りんご、グァバ、メロン、アロエなど、Global GAP基準を満たす農産品を生産し、閉鎖型の畜産にも取り組んでいる...
2022年のパンガシウス年間生産量が168万トンに上り、同輸出額は歴史上最高となる24億ドルに達する見込みだ。 パンガシウスは現在、138の国と地域に輸出されており、輸出額は毎年10億ドルを超え、国内の雇用創出にも大きな役割を果たしている。最大の生産地とされるメコンデルタ地方では、350の養殖場(合計3,119ha)が運営されている。主な輸出先は中国で全体の30%、次いで米国が2...