2045年を見据えた2030年までのベトナム水産開発戦略によると、ベトナムは2045年までに、水産部門において、最先端の科学技術の導入、高い管理レベル、持続可能な発展を軸に、水産部門を農業経済、海洋経済で重要な役割を占める分野に成長させることを目標にしている。この目標に基づいて、海に面した各省は、グリーン化に向けた農業部門の再構築を進めると同時に、水産資源強化に向けた放流などに取り組み...
ベトナム農業の記事一覧
ベトナム水産品加工輸出協会(VASEP)によると、ベトナム産ブラックタイガーの輸出市場で、日本は2番目に大きい取引市場になっている。今年年初9か月、日本へのブラックタイガー輸出額は5億1,500万ドルに達し、前年同期比で24%も上昇している。 年初9か月で日本にブラックタイガーを輸出した企業は118社に上り、その多くが冷凍エビフライ、冷凍ボイルエビ、冷凍ボイル白手長エビなど多様な...
競争が激しい中で市場はますます開かれ、生産プロセスではトレーサビリティーの実現が求められているために、さらなる連携、食品安全保障、ブランドの構築などが必要とされている。合作社は、各企業が連携するパートナーを見つけるための信頼できる場所になった。グリーン経済、循環農業、気候変動対策の3つは、なくてはならないものになっている状況の中、合作社は各分野で各農家を導くという非常に重要な役割を担っ...
一歩一歩進められてきた生産地コードの構築が、農産品の品質向上、持続可能な輸出の実現において、農家の考え方や意識に変化を起こしている。 米国、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドなどは、ベトナム農産品の輸入に対して厳しい条件を設定している。こうした国々に農産品を輸出するためには、統一した生産プロセスが必要になってくる。様々な条件をクリアして、難しいと言われている各市場に商品...
11月28日、ハノイ市で「気候変動への対応、温室効果ガス削減、持続可能な農業発展の促進のためのテクノロジーとイノベーション導入の強化」に関するセミナーが開催された。同会議の報告で、ハイテク応用農業は農業部門の付加価値に30%程度しか貢献していないことがわかった。 農業農村開発省Phong Duc Tien副大臣は、農業部門のハイテク応用に関する制限を挙げている。同大臣は、▽農業部...
農業農村開発省によると、今年11月の輸出米価格が1トンあたり438ドルと高い水準を維持しており、タイ米の価格を13~28ドル、インド米を60~65ドル上回っている。ベトナムの米輸出は、ヨーロッパ各国への香り米、高品質米の輸出量が増加し、中国も年末に向けて大量の米をベトナムから輸入していることがわかった。 ベトナム輸出米の価格上昇は、供給量が減少している中で、年末に向けた需要が増加...
Hau Giang省の製糖工場の3分の2が、生産原料不足で閉業する事態に陥っている。原料不足の原因は、砂糖生産用のサトウキビよりも、飲料用サトウキビの方が高値で取引されるため、多くの農家が飲料用サトウキビ生産に切り替えたためだ。 製糖工場の原料となるサトウキビは1kgあたり1,300ドン(約8円)だが、飲料用のサトウキビは1,700~3,200ドン(約10~20円)の価格がついて...
Long An省農業農村開発局によると、今年第3四半期末までの省内ドラゴンフルーツの栽培総面積は1万68haに達しているが、生産量は19万トンにとどまり、前年同期比で5万5,000トン減少したと発表した。省内の農家は、中国の「ゼロコロナ政策」によるドラゴンフルーツ輸出の激減、価格の下落、肥料の高騰などで苦しい状況に置かれており、中にはドラゴンフルーツの栽培をやめてしまった農家もいる。 ...
メコンデルタ地方が輸出する果物価格が前年同期比で倍近くまで上昇している。ベトナムが中国との議定書に署名したことで、バナナの輸出額が大きく上昇している。昨年は1kgあたり5,000~6,000ドン(約30~36円)だったものが1万1,000~1万3,000ドン(66~78円)まで上昇している。その他、竜眼は1kgあたり2万ドン(約121円)で安定、マンゴーは2万~8万ドン(121~484...
Ninh Thuan省農業奨励センターはこのほど、2020年から2022年までの中央農業奨励プロジェクトにおける肉牛の生産率増加のための改善モデルに関するセミナー、視察を実施した。 同プロジェクトの肉牛飼育モデル(交雑種の家畜用肉牛ブラーマン種とBBB種の飼育)の実施を通して、交配牛と国内牛の成長速度が明らかに異なることがわかった。交配牛の体重は生まれた時点で23~27kgほどあ...