タイ人の間で広がる健康志向の飲食文化。ベトナム産果物や食品は「東南アジアの農産品大国」であるタイ市場に参入するチャンスはあるのだろうか。 農産品の加工に強いタイは、ベトナムの各種食品が参入するには難しい市場と言える。ベトナムは現在、同市場に5種類の生の果物(ドラゴンフルーツ、レッドドラゴンフルーツ、ライチ、竜眼、マンゴー)を輸出している。 バンコクにあるショッピングセンター...
ベトナム農業の記事一覧
ベトナム農業は長年、食料安全保障や経済発展に大きな役割を果たしてきた。広大で肥沃な自然条件が整っているベトナムは今も、伝統的手法で開拓が進められているため、作業効率は悪く、農産品の価値向上が難しい状態にある。気候変動や疫病の流行で世界の需要は大きく変わり、ベトナム農業は改変を求められている。 スマート農業への投資奨励政策によって、Lotoda、MiSmartなど農業関連の多くのス...
税関総局の記録によると、今年年初10か月の水産品輸出総額は94億ドルに達し、前年同期比で32.7%増加した。この記録により、ベトナム水産品輸出部門は、たったの10か月で3つの目標を達成したことになる。 1つ目は昨年1年間の水産品輸出総額の89億ドルをたった10か月で突破したこと。2つ目は水産品輸出総額が史上初めて90億ドルを突破したこと。最後が、年末2か月を残した状態で、年間目標...
日本の住友グループと花王グループが、サトウキビやキャッサバの搾りかすから燃料を生産するプロジェクトを進めるための場所として、東南アジアを選んだ。 両社は、バイオ燃料生産工場を建設するための場所にタイを選定している。それと同時に、東南アジア各国の食糧事情に影響を及ぼさない取り決めにも署名し、計画を進めている。 バイオエタノールは、温室効果ガスの排出削減のロードマップを有利に押...
Soc Trang省Ke Sach県で農家を営むTran Anh Nhanさんが、塩害に強い紫色をしたミルクアップルを発見、栽培に成功した。この品種は塩害や干魃に強く、年間を通して収穫できるため、Nhanさんは毎年10億ドン(約600万円)の収入を得ることに成功している。 この成功を耳にしたベトナム南西部の多くの農家が、この年中収穫可能なミルクアップルの栽培を始めたため、いつしか...
今年年初10か月のパンガシウス輸出額は21億ドルに達し、前年同期比で75%も上昇した。しかし、今年第3四半期以降、パンガシウスの輸出が減少を続き、今年10月の輸出額は年内最低の水準にまで落ち込んでいる。 こうした中、パンガシウス輸出市場シェア30%を占める中国、香港が成長を支えることが期待されている。今年10月の中国への輸出額は28%増、香港は123%となっている。また、ロシアへ...
農業農村開発省Tran Thanh Nam副大臣は11月10日、ベトナム農業部門の専門家とともに、世界のパートナー、組織と会合し、メコンデルタ地方の高品質稲作地帯100万haの持続可能な生産プロジェクトに関して意見を交換した。 国内外の農業部門は、ベトナム稲作の役割と価値に関して共通の認識を持っており、特にメコンデルタ地方は政府が食糧安全保障地域として、重要稲作地帯に定めている。...
ホーチミン市は長年、豚肉、家禽類、卵やその他農産品管理のために、トレーサビリティーシステムを運用している。しかし、同システムは消費者たちの本当の信頼を勝ち取ってはいないようだ。 ホーチミン市は、2017年から豚肉を中心に同システムを導入した先駆者的役割を担っている。しかし、ほとんどの消費者はそれに関心を示しておらず、このシステムが効果的に運用されているとは言えない。 市内の...
南西部地域では、秋冬期の収穫期を迎え、賑やかになってきている。今年は豊作で、藁も1haあたり50万ドンで販売することができるため、農民の顔には喜びが溢れている。収穫された米、品種によって1kgあたり6,000~6,500ドン(36~40円)で取り引きされる。昨年と比べると生産コストは上昇しているが、販売価格がそれを上回っているため、農家の収入は全体的に増加している。今年は収穫量が豊富で...
多くの農産品輸出企業が、税部門の規定によるここ1年間の付加価値税還付金の停滞によって、非常に厳しい状況に置かれていることがわかった。ベトナムゴム協会の資料によると、還付金処理が済んでいない5企業の還付額だけでも、合計は2,890億ドン(1億7,500万円)に達し、各企業は銀行の支払いもできずにいる。こうした現状を受けて、同協会は首相に対して、還付金処理の停滞の解決を要望した。 還...