ここ数年、家畜の疾病を防ぎ、安全な商品を生産するための畜産施設の建設が進められていることが、畜産部門の輸出促進に大きく貢献している。現在、全国で運営されている安全畜産施設は2,210か所(全国55省市)に達し、家禽類、養豚をはじめ、その他家畜の生産が実施されている。 ベトナムは2022年から2030年の間に、安全衛生畜産施設における生産モデルチェーンを全国へ拡大していく。この取り...
ベトナム農業の記事一覧
ベトナム市場は現在、「お腹いっぱい食べる」という考え方から、「美味しいもの、身体にいいものを食べる」方向にシフトしてきた。しかし、消費者が商品を選ぶ基準を見てみると、▽目をひく、美味しい商品が87%、▽安全な商品が80%、▽商品情報が詳しく明記されている商品が39%、有機商品が26%となっており、有機商品が占める割合は低い。 これは、消費者に有機野菜の関する情報が正しく伝わってお...
商工省貿易局は、税関総局の統計データを引用し、9月の木材及び木製品の輸出額が14億1,000万ドルで前月比21%減となったが、前年同期比では56.5%に増加したと発表した。内訳は、木製品が7億3,488万ドルで前月比17%減、前年同期比では71.5%増加した。 また、2022年年初9か月の木材及び木製品輸出額は123億ドルで、前年同期比10.2%増加している。このうち、木製品の輸...
世界で気候変動の影響による被害を受けやすいデルタ地帯3つの中には、ベトナムのメコンデルタ地方が含まれている。メコンデルタにおける浸水や沈下は、年々深刻化しているのが現状だ。こうした深刻な被害を被るのが、農家と企業だ。 気候変動に適応するための方法を見つけ、自然災害からの被害を最小限に抑え、企業と農家が効果的で生産性の高い生産活動ができるようにしなければならない。カントー市ベトナム...
2022年初8か月、日本のベトナム産バナナの輸入量は5,700トンに上り、輸入額は6億8,790万円に達し、前年同期比でそれぞれ20.1%、37.7%増加した。 日本の税関の統計によると、年初8か月で日本が輸入したバナナ(SHコード:0803)の総量は72万8,700トン、輸入額は802億円で、前年同期比で輸入量は3.3%、輸入額は4.9%それぞれ減少した。平均輸入価格は1トンあ...
英国へのベトナム農林水産品輸出促進、双方向の農産品貿易と農業部門への投資促進を目的に、農業農村開発省はPhong Duc Tien副大臣率いる訪問団を11月10日から17日まで英国に派遣する。 これに先立ち、Tien副大臣は訪問団に参加予定のMinh Tienグループ(ハノイ市)、Vinna Copper貿易(Bac Giang省)の2社の活動状況を視察した。副大臣は、世界市場に...
Nong thon Ngay nay新聞は10月28日、国家農業奨励センター及び畜産局と「畜産飼料原料生産地帯の建設と持続可能で効果的な畜産部門の発展促進」に関するセミナーを開催した。同席で畜産局のTong Xuan Chinh局長は、生産コストの65~70%を占める飼料が畜産部門で最大の問題になっていると指摘した。 調査によると、ベトナムには現在269の飼料生産工場があり、3,...
今年年初9か月で、ベトナムの肥料輸出量は139万トン近くに達し、輸出額は8億8,617万ドルとなり、前年同期比で166%も増加している。 肥料の平均輸出価格は、1トンあたり637.7ドルに達し、前年同期比で45.4%増、輸出量は45.4%、輸出額は166%も増加している。今年9月の肥料輸出量は16万1,448トン、輸出額は9,426万ドルだった。1トンあたりの価格は583.8ドル...
ベトナムは現在、エビの生産、輸出量で世界の6本の指に入るエビ生産大国だが、ここのところ、エクアドルとの激しい競争にさらされ、厳しい状況に置かれている。 10年前、ベトナムのエビ生産業界では、エクアドルは潜在力の高いライバルのひとつ程度の認識だった。しかし現在、エクアドルは世界最大のエビ生産、輸出大国となり、ベトナム最大のライバルになっている。ここ3、4年のエクアドルの急成長で、同...
ベトナムの野菜輸出では、特にダラット産野菜が次々と新たな市場を開拓している。ダラット野菜は現在、米国のWalmartチェーンへの輸出を促進している。しかし、依然として多くを輸出することはできていないため、野菜の輸出を敬遠する農家も少なくない。 ここ最近、ダラットの多くの農家が、韓国、マレーシアに毎週50トンの野菜を輸出する準備を進めている。ダラットでは、野菜輸出は珍しいことではな...