2022年上半期、ベトナム農業部門は自然災害や疫病、農業関連物資の価格高騰など数々の厳しい試練が立ちはだかる中で、依然としてプラス成長を続け、輸出額も比較的大きく増加した。 農業農村開発省は、今年上半期の農林水産部門のGDP成長率が2.8%に達し、同部門の輸出額が278億8,000万ドル(前年同期比13.9%増)に上ったと発表した。内訳は、農産品が113億7,000万ドル(8.8...
ベトナム農業の記事一覧
文化、歴史、人など農産品を取り巻くものを無形価値と呼ぶ。 Ben Treでは現在、ココナッツが1つ1万ドン(50円)で売られている。これを3万ドンで売るにはどうすればいいだろうか。そのココナッツに特別なストーリーがあるのか、稀有なブランド品なのか、特別な包装を施されているのか、通常よりも高く売るためには、こうした特別な何かが必要だ。 農産品は、気候変動、市場の変化、消費傾向...
VnSATプロジェクト(ベトナムの持続可能な農業へのシフト)は、ベトナムの稲作及びコーヒー栽培の価値向上における農業再構築プロジェクトの重要な要素だ。 同プロジェクトは、世界銀行の支援によって、2015年から2022年まで、13省で実施されてきた。その結果、同プロジェクトが農業部門の体制強化、持続可能な開拓方法へのシフト、米及びコーヒーのバリューチェーンの向上などに大きく寄与した...
ベトナム園芸協会とベトナム青果教会は、農産品バリューチェーンの促進と各自由貿易協定の効果的な利用に関するセミナーを開催し、生産・消費チェーンの連携強化はベトナムの農産品の価値を高め、輸出機会を上手く利用するために非常に重要な方法だと強調した。 ベトナムの農業は今、2年間の新型コロナウイルスによるダメージ、ロシアのウクライナ侵攻、中国のゼロコロナ政策などによって、農産品の生産・消費...
中央新農村建設国家目標プログラム事務局はこのほど、Thai Nguyen省農業農村開発局、VingroupのThien Tamファンド、Dong Hy県、Phu Luong県両人民委員会と、「持続可能な経済発展と貧困削減のための合作社と農家の連携支援プロジェクト」に署名した。 このプロジェクトに基づき、Thien Tamファンドは第11Bo Mong合作社とPhu Luongハイ...
農業農村開発省行政改革指導委員会は、農家及び企業ファーストのデジタル化に集中し、これまでかかっていたコストや時間などの無駄を極力減らすことで農家と企業を支援すると強調した。 2021年から2030年までの国家行政改革プログラム及び国家行政改革促進に関する政府首相の指示に基づき、農業分野でも数々の行政改革が進められている。 この動きの中で、農業農村開発省は、▽体制改革、▽行政...
屋根付き環境を整えるエビのハイテク養殖場への初期投資は非常に大きいが、リスクは少なく、失敗する心配もないため、ベトナム北部エビ養殖のデメリットを克服することができる方法として注目を集めている。 エビの養殖には、気候変動や環境汚染などで数々の困難や試練が立ちはだかっていたが、ベトナム北部の集中エビ養殖地域では、非効率的なこれまでの養殖から、整備した屋根付き養殖池での養殖に切り替えた...
カントー大学は、カントー市友好組織連合会、ドイツのFriedrich Naumann財団ベトナム事務所と、「メコンデルタの農産品市場及び農村観光開発投資セミナー」を開催した。セミナーには、関係各局代表、メコンデルタ地方内外及びドイツとインドネシアの科学者など130名以上が出席した。 メコンデルタは、ベトナムの経済・社会発展戦略において非常に特別な場所に位置している。ここは農業生産...
メコンデルタ地方は現在、堤防や海岸線の浸食、塩害、痩せ地増加など厳しい問題が山積している。また、個人経営の農家が多く、横の連携ができていない。こうした山積した問題を前にして、中央政府、地方、専門家、科学者や国際機関などが、メコンデルタのためにできることはないかと模索している。 世界銀行はこのほど、水資源の管理と気候変動期における農業生計の構築などに対する支援を目的として、メコンデ...
De Heus Viet Namグループは9月30日、ベトナム農業科学センター傘下とうもろこし研究所、オランダの農民組織「Agriterra」と協力し、Dak Lak、Gia Lai、Kon Tumの3省で飼料生産用の大規模とうもろこし生産地帯を開発することを発表した。 現在、飼料の原料となるとうもろこしは輸出に頼っている部分が大きく、大きなコストがかかっている。一方で、とうもろ...