ベトナムでは最近、土地の用途変更に伴う手数料の高さが利用者から問題視されている。これに対し、農業環境省の代表者は、土地価格を市場価格に近づける方向で財務省と協議する意向を示しつつも、対象や土地の種類に応じた区別が必要だと述べた。 　農業環境省土地管理局のLe Van Binh副局長によると、自然面積の84%が農地であるベトナムにおいて、土地政策は農業発展の重要な基盤だという。しかし、...

　Lao Cai省農業振興サービスセンターは、連携主体であるCao Son茶株式会社と協力し、同省Cao Son村で「2022年から2025年期間におけるLao Cai省での有機栽培茶の集約栽培モデル構築、バリューチェーン連携プロジェクト」に参加する農家向けに、バイオ農薬の使用技術に関する研修会を開催した。 　参加者たちは研修会で、▽バイオ農薬の紹介、▽適切なバイオ農薬の選択、▽正しい...

　農業環境省のPhung Duc Tien副大臣は6月17日、畜産研究所と獣医学研究所を統合し、ベトナム畜産獣医学研究所を設立する計画案に関する会議を主宰した。これは、党、政府、および農業環境省関連委員会の、組織機構をスリム化し効率化するという方針を実現するための具体的な一歩となる。 　統合計画案の作成を担当する畜産研究所長のPham Cong Thieu氏は、2つの研究所の統合案を提...

　ベトナムのメコンデルタ地方、特にBac Lieu省では、ハイテクエビ養殖が目覚ましい成果を上げている。この養殖法は、従来の養殖モデルに比べて生産性が格段に高く、病気のリスクを減らし、生産コストの最適化を可能にしている。Bac Lieu省には現在、6つのハイテクエビ養殖合作社があり、総面積は500haを超え、150以上の農家が参加している。 　ASC認証取得の合作社では、従来の土池では...

　Quang Binh省Ngan Thuy村でドロなしウナギ養殖で起業したNguyen Duc Tinhさんは、ここ数年は年間数億ドン（1億ドン＝約590万円）の収入を得ることに成功している。   　これまで畜産や作物栽培など、農業で生計を立てていたTinhさんだったが、どれも大きな収入を得ることはできなかった。しかし、ドロなしウナギ養殖モデルを知った時、その経済効果の高さからすぐに実践...

　An Giang省では、非効率な稲作地の他作物への転換が進み、農家の収入を大幅に増やし、気候変動への適応も図られている。 　2021年から2025年にかけての転換実績を見ると、野菜類が7,100ha以上、穀物が約1万2,800ha、果樹が1万4,200haに達している。この転換により、土地利用効率は1.5倍から2.2倍に向上した。 　An Giang省はメコンデルタ地域で2番目に広...

　IPM（総合的病害虫管理）とIPHM（総合的植物健康管理）の原則を正しく適用すれば、農家は環境を保護し、製品の品質を高める有機茶生産を完全に実現できると言われている。 　Thai Nguyen市Tan Cuong村のお茶農家、Tran Van Nghinさんによると、地元の多くの茶畑が、気候変動と農薬残留量を管理しないお茶栽培の慣行によって被害を受けているという。手入れや土壌改良の不...

　Dien Bien省では、各レベルの農民協会が、科学技術の移転を中心に、農家の生産発展を積極的に支援している。 　これまでに、省全体で合計420回の研修が共催され、2万1,020人の会員や農家が参加した。内訳として、Dien Bien省農家協会は8回の研修を主催し、600人の会員に先進的な生産知識と技術を提供した。また、郡レベルの農家協会は412回の研修を共催し、2万420人の会員が...

　Vinh Phuc省では、都市化と工業化が急速に進む中、農業生産地の面積が縮小を続けている。しかし、同省農業普及センターのNguyen Hoang Duong所長によると、省の農業生産は安定を保っており、特に作付けと畜産分野でその動きは顕著だという。   　同省には現在、9万ha以上の農地があり、そのうち二期作の米生産農地が6,000ha、野菜が1万ha以上を占め、主に葉物野菜が栽培さ...

　ベトナムのキエンザン省では、ハイテク技術の応用によって養殖エビの生産量が目覚ましく増加している。この地域はメコンデルタにおける主要なエビ生産地の一つとして、ハイテクエビ養殖地域に指定されており、その取り組みが注目されている。 　ハイテク化の導入は、エビ養殖に多岐にわたる好影響をもたらしている。具体的には、集約養殖におけるエビの生産性は1ヘクタールあたり8.4トンから12.6トンへと大...