ベトナム石炭・鉱産物グループ（TKV）のここ数か月の度重なる石炭価格の値上げに対して、多くの肥料生産企業がTKVに石炭価格調整を要請する文書を送った。 　現在、リン酸肥料、尿素肥料生産コストのうち、生産原料となる石炭にかかるコストが占める割合は、それぞれ約50％、75％となっている。TKVは石炭価格を年始比で54～56％値上げしており、国内の肥料生産に大きな影響を与えている。特に、世...

　農業農村開発省は6月15日、Quang Nam省人民委員会と、2045年を見据えた2030年までのベトナムニンジン（オタネニンジン、朝鮮人参）の開発プロジェクト策定に関するセミナーを共催した。 　今後、70兆6,000億ドン（3,530億円）近い予算で、計6件のプロジェクトが実施される。プロジェクトの第1フェーズは2022年から2030年まで、第2フェーズは2031年から2045年ま...

　水産関連企業が、生産原料となるエビの不足を懸念している。養殖に不利な要素が日に日に大きくなっていることから、エビ不足に陥る可能性が薄まる気配はない。 　Soc Trang省農業農村開発局によると、ここ最近の天候不良による影響で、約1,000haのエビ養殖場が損害を受けているという。同省及びメコンデルタ地方の一部の省では、例年よりも早く雨季に入り、極端な大雨と日照りによって川の塩分濃度...

　Wendy Sherman米国国務副長官は6月13日、ハノイ市の農業農村開発省を訪問し、ベトナム野生動物取引防止プロジェクト実施セレモニーに出席した。これは、米国国際開発庁（USAID）とベトナム農業農村開発省が5年間の予定で協力して進めるプロジェクトで、投資総額は1,500万ドルに上る。 　プロジェクトは、▽野生動物取引に対する取り締まりなどの能力向上、▽関係する法律施行に向けた効...

　税関総局によると、今年5月のカシューナッツ輸出量が5万5,000トンに、輸出額は3億3,000万ドルに達し、前年同期比でそれぞれ3.2％、0.8％増加した。これで、年初5か月の輸出量は20万8,000トン、輸出額は12億4,000万ドルに達したが、前年同期比では、それぞれ3.2％、2.9％減少している。 　先の減少は、特に中国市場など、競合他社と激しい競争をしなければならない現在のベ...

　グローバル・マーケティング・リサーチ企業Ipsosの調査結果によると、年々ベトナム人の豚肉消費量が減少しており、2022年の1人あたりの年間消費量は23.5kgで、2018年の消費量から実に8kgも減少することがわかった。一方で、2018年から2022年のベトナム人1人あたりの家禽類消費量は大きく上昇しており、毎年8.5％も増加している。今年の消費量は1人あたり20kgに上ると予測され...

　農業農村開発省Phung Duc Tien副大臣とDak Lak省人民委員会は6月10日、同省Ea Kpam村のXuan Thien Cu M'garハイテク農業パーク建設プロジェクトの起工式に出席した。 　同プロジェクトは、総面積107.6ha、投資総額は7,050億ドン（35億2,500万円）。計画では、2023年第4四半期に完工し、2024年初頭から高品質な製品を市場に供給する...

　農業農村開発省Phung Duc Tien副大臣は6月7日、Quang Ninh省農業農村開発局、ベトナム海面養殖協会と、Quang Ninh省の養殖発展に関して話し合った。 　予定では、2025年までに、▽海面養殖面積を8,800ha（国内水産養殖面積全体の33％）、▽生産量5万9,500トン（国内水産養殖生産量全体の65％）をそれぞれ達成することを目指す。 　2020年から20...

　ベトナム水産加工輸出協会（VASEP）は、世界的な食品、水産品価格の記録的なインフレは、ベトナム産パンガシウス輸出部門に大きなメリットをもたらしていると評価した。 　今年5月半ばまでに、EU市場に輸出された冷凍パンガシウス価格は7,700万ドルに達し、前年同期比で95％も増加している。このうち、オランダ市場が最も大きく、EUに輸出されたベトナム産パンガシウス全体の32％を占めている。...

　ベトナム青果協会によると、今年年初5か月のベトナム産青果輸出額は14億ドルに達したが、中国市場シェアの急落によって、前年同期比で17％減少したことがわかった。 　しかしこうした状況の中でも、バナナの輸出は著しい成長を続けている。年初5か月、中国は前年同期比で10％増の74万2,000トンのバナナを輸入している。このうち、ベトナム産バナナが43％を占めており、フィリピン産バナナの28％...